投稿日: Jun 15, 2023
Amazon Location Service でジオフェンスメタデータのサポートが始まり、ジオフェンスと呼ばれる現実世界の地理的領域の仮想境界に最大 3 種類の追加情報 (メタデータ) を関連付けることができるようになりました。メタデータを使用すると、デベロッパーは各ジオフェンスに関するプロパティ (建物のフロア、エリア指定、ルート ID など) をアプリケーションに追加して、同じ地理的境界内の別のフロアを検索するなどのユースケースに対応できます。
ジオフェンスメタデータを使用すると、デベロッパーは追加のインフラストラクチャやコードなしでジオフェンスに関する情報を保存、取得できます。デバイスが仮想境界を越えると、デベロッパーはこの情報を Amazon EventBridge で入室または退室イベントの一部として受け取ることができます。この機能により、特定の情報でジオフェンスに関連するイベントに対応する、費用対効果の高いアプリケーションを構築できます。例えば、配送アプリケーションを構築するデベロッパーの場合、ルート ID を配送先住所の周囲のジオフェンスに関連付けて、同じルート ID の車両がそのジオフェンスに入ったときに配送通知をトリガーできます。
Amazon Location Service は、デベロッパーがマップ、対象となるポイント、ジオコーディング、ルーティング、トラッキング、ジオフェンシングなどを、データ品質、ユーザーのプライバシー、コストを犠牲にすることなくアプリケーションに簡単に追加できるフルマネージドサービスです。
Amazon Location Service は、米国東部 (オハイオ)、米国東部 (バージニア北部)、米国西部 (オレゴン)、アジアパシフィック (ムンバイ)、アジアパシフィック (シンガポール)、アジアパシフィック (シドニー)、アジアパシフィック (東京)、カナダ (中部)、欧州 (フランクフルト)、欧州 (アイルランド)、欧州 (ロンドン)、欧州 (ストックホルム)、南米 (サンパウロ) の AWS リージョンでご利用いただけます。
詳細については、Amazon Location Service 開発者ガイドをご覧ください。