投稿日: Jun 29, 2023

Amazon S3 では、S3 LIST API を使用して、Amazon S3 Glacier Flexible Retrieval と Amazon S3 Glacier Deep Archive に保存されているオブジェクトの復元ステータスを提供できるようになりました。S3 LIST API の応答に含まれるこの新しい情報はアプリケーションに統合できるため、S3 Glacier から復元されたオブジェクトを特定したり、そのオブジェクトにアクセスしたりするのに役立ちます。例えば、S3 Glacier の復元ステータスは Amazon Athena に統合されているため、低コストの S3 Glacier ストレージクラスから復元されたデータに対してクエリを実行できます。

開始するには、S3 LIST API で新しいオプションのヘッダー x-amz-optional-object-attributes: RestoreStatus を使用します。復元中のオブジェクトまたは最近復元されたオブジェクトについては、S3 LIST の応答で進行中または完了として復元ステータスが表示されます。復元が既に完了している場合は、復元リクエストで指定した有効期限も表示されます。

S3 Glacier に保存されているオブジェクトに対する Amazon S3 LIST API の復元ステータスのサポートは、AWS GovCloud (米国) リージョン、Sinnet が運営する AWS 中国 (北京) リージョン、NWCD が運営する AWS 中国 (寧夏) リージョンを含む、すべての商用 AWS リージョンでご利用いただけます。

S3 LIST API を使用して、AWS SDK、API、CLI から S3 Glacier のオブジェクトの復元ステータスを取得できます。S3 LIST API の詳細については、ドキュメントをご覧ください。