投稿日: Jun 1, 2023
Amazon Simple Notification Service (Amazon SNS) が、Amazon SNS FIFO トピックを使用した AWS X-Ray アクティブトレースのサポートを開始しました。Amazon SNS は、分散システム、マイクロサービス、イベント駆動型のサーバーレスアプリケーション間で、高スループットのプッシュベースの多対多メッセージングを提供するメッセージングサービスです。Amazon CloudWatch ServiceLens のアプリケーショントポロジをトラバースするだけでなく、Amazon SNS FIFO トピックを経由して Amazon Simple Queue Service (Amazon SQS) FIFO キューに流れるトレースを表示できるようになりました。Amazon SNS FIFO トピックを Amazon SQS FIFO キューと組み合わせて使用して、厳密な順序で重複することなくメッセージを送信および処理する必要があるアプリケーションを構築できるようになりました。AWS X-Ray アクティブトレースは、Amazon SNS SetTopicAttributes API、Amazon SNS マネジメントコンソール、AWS CloudFormation を使用して有効にできます。
Amazon SNS で AWS X-Ray アクティブトレースを有効にすると、各サブスクライバーのリソースメタデータ、障害、エラー、メッセージ配信のレイテンシーといった Amazon SNS トピックのセグメント詳細を確認できます。これによってボトルネックの特定や、イベント駆動型アプリケーションのヘルスのモニタリングが可能になります。
Amazon SNS FIFO トピックの AWS X-Ray によるアクティブトレーシングは、すべてのパブリック AWS リージョンで利用できます。
AWS X-Ray アクティブトレーシングの Amazon SNS サポートの詳細については、以下をご覧ください。
- Amazon SNS デベロッパーガイドの Amazon SNS のアクティブトレーシング
- Amazon X-Ray デベロッパーガイドの Amazon SNS および AWS X-Ray
- ブログ記事 Monitor Amazon SNS-based applications end-to-end with AWS X-Ray active tracing (AWS X-Ray アクティブトレースを使用して Amazon SNS ベースのアプリケーションをエンドツーエンドで監視する)