投稿日: Jun 8, 2023
本日、Amazon Simple Queue Service (SQS) が、AWS SDK またはコマンドラインインターフェイス (CLI) を介したデッドレターキューのリドライブのサポートを開始しました。デッドレターキューのリドライブは、Amazon SQS のお客様のデッドレターキュー管理エクスペリエンスを向上させるための拡張機能です。この機能により、AWS SDK または CLI を使用してデッドレターキューからメッセージを移動し、消費されていないメッセージのライフサイクルをプログラムによって大規模に管理できるようになります。
イベント駆動型アーキテクチャの分散システムの利用者が増えていることで、アプリケーションの効率性、スケーラビリティ、信頼性が向上しています。分散システムでは、キューから受信するメッセージをコンシューマーが正常に消費できないなど、エラーが発生することがあります。このようなエラーが発生した場合、Amazon SQS は消費されていないメッセージをデッドレターキューに移動します (設定されている場合)。これにより、正常に消費されていないメッセージを調査し、メッセージを失うことなくアプリケーションの障害をデバッグすることができます。デッドレターキューのメッセージのリドライブワークフローをプログラムで自動化するために、次のアクションを使用できるようになりました。
1) StartMessageMoveTask: デッドレターキューから新しいメッセージ移動タスクを開始する。
2) CancelMessageMoveTask: メッセージ移動タスクをキャンセルする。
3) ListMessageMoveTasks: 指定されたソースキューの最新のメッセージ移動タスクを 10 件取得する。
AWS SDK および CLI を介したデッドレターキューのリドライブは簡単に開始できます。AWS SDK または CLI を使用してデッドレターキューのリドライブをプログラムで自動化する方法については、SQS のドキュメントを参照してください。
AWS SDK と CLI によるデッドレターキューのリドライブは、Amazon SQS が利用可能なすべての商用 AWS リージョンでご利用いただけます。