投稿日: Aug 9, 2023

Windows Server 上に構築されたフルマネージド型のファイルストレージを提供するサービスである Amazon FSx for Windows File Server では、ファイルシステムのストレージ容量とは無関係に 1 秒あたりの入出力オペレーション (IOPS) のレベルを選択して更新できるようになりました。この新機能により、SQL Server データベースのような IOPS 負荷の高いワークロードのコストパフォーマンスを向上させ、定期的なレポート作成ジョブのように IOPS 要件が時間とともに変化するワークロードのコストを最適化できます。

これまで、ファイルシステムの SSD ストレージディスク上のデータにアクセスする際の IOPS パフォーマンスレベルは、ストレージ容量 1 GiB あたり 3 IOPS という比率に固定されていました。今回の発表により、SSD IOPS をストレージ容量とは無関係に (ファイルシステムの作成中または作成後いつでも)、1 GiB あたり最大 500 IOPS の比率に設定できます。これにより、ストレージサイズと比べて高レベルの IOPS を必要とする SQL Server データベースや仮想デスクトップインフラストラクチャ (VDI) など、IOPS 負荷の高いワークロードのコストを最適化できます。また、ファイルシステムの SSD IOPS レベルは、ファイルシステムの可用性に影響を与えずにわずか数分で更新できます。これにより、定期的なデータ分析ジョブのような周期的または断続的に発生するワークロードのコストを最適化し、結果が出るまでの時間を短縮できます。

Amazon FSx for Windows File Server が利用可能なすべての AWS リージョンで、新規および既存のファイルシステムの両方で SSD IOPS を設定およびスケールできます。

Amazon FSx for Windows File Server についての詳細は、製品ページをご覧ください。IOPS の設定とスケーリングの詳細については、「SSD IOPS の管理」を参照してください。