投稿日: Nov 16, 2023

Amazon Time Sync Service では、Amazon EC2 インスタンスの時刻を UTC のマイクロ秒単位で同期できるようになりました。

Amazon の実績のあるネットワークインフラストラクチャと AWS Nitro System を基盤として構築されているため、お客様はサポートされている EC2 インスタンスで、GPS に対応したローカルの参照クロックにアクセスできます。これらのクロックを使用すると、アプリケーションイベントの順序付け、一方向のネットワーク遅延の測定、分散アプリケーションのトランザクション速度の向上、リージョン内およびリージョン間のスケーラビリティ機能の組み込みが容易になり、同時に技術設計も簡素化できます。この機能は、多くのオンプレミスのタイムソリューションに比べて改善されており、どのクラウドプロバイダーでもこのレベルのタイムサービスが提供されるのは初めてです。さらに、インスタンスからクロックの精度を監査して、予想されるマイクロ秒範囲の精度を測定および監視できます。サポートされているインスタンスですでに Amazon Time Sync Service を使用しているお客様は、AMI または NTP クライアントの設定を調整しなくても、自動的にクロックの精度が向上するのを確認できます。また、お客様は標準の PTP クライアントを使用し、新しい PTP Hardware Clock (PHC) を設定することで、可能な限り最高の精度を実現することもできます。NTP と PTP はどちらも、VPC 設定を更新しなくても使用できます。

マイクロ秒単位の精度を実現する Amazon Time Sync は、本日よりアジアパシフィック (東京) リージョンのすべての R7g インスタンスでご利用いただけます。また、サポート対象を他の AWS リージョンと EC2 インスタンスタイプにも拡大する予定です。このサービスは追加料金なしで使用できます。 

Amazon Time Sync Service の設定手順と詳細については、LinuxWindows でご覧いただけます。