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生成AI実用化推進プログラムに2つの新プランを追加
2025 年 6 月 25 日、「AWS ジャパン 生成AI実用化支援プログラム」において、日本の生成AI実用化を加速する2つの新プランの提供開始を発表いたしました。
プログラムの進化と実績
AWSでは、2023年の「AWS LLM 開発支援プログラム」から、2024年7月の「AWS ジャパン生成 AI 実用化推進プログラム」の開始を経て、一貫して日本における生成AI技術の実用化を支援してまいりました。生成AI活用の戦略策定段階からご支援する「戦略プランニングコース」、生成AI基盤モデルの開発・カスタマイズを支援する「モデルカスタマイズコース」、汎用モデルを活用したシステム開発を支援する「モデル活用コース」の3つのコースを通じて、200社を超える企業・団体の皆様の生成AI実用化を支援しています。
生成AI技術は現在、データ処理の自動化から、自律的な判断・行動の実現へと発展しています。この発展をさらに支援するため、この度、生成AIの具体的な産業応用と技術開発を促進する、「AWS ジャパン 生成AI実用化支援プログラム」の2つの支援プランを開始いたします。
新たに発表する2つの支援プラン
『 GENIAC-PRIZE 応募者支援プラン』
『 GENIAC-PRIZE 応募者支援プラン』は、経済産業省と国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が主催する生成AIの社会実装と開発力強化を目指す懸賞金型プロジェクト「GENIAC-PRIZE」への応募者を支援するプランです。
本プランでは、GENIAC-PRIZE応募者の皆様に対して、計算リソースの調達から実装・事業化までのプロセスを一貫してサポートいたします。
GENIAC-PRIZE 詳細に関しては、GENIAC-PRIZE特設サイトをご確認ください。(https://geniac-prize.nedo.go.jp/)
『Agentic AI 実用化推進プラン』
『Agentic AI 実用化推進プラン』は、企業・団体や開発者の皆様のAgentic AI実用化への取り組みを総合的に支援するプランです。
Agentic AI開発において、スケーラビリティの確保やマルチエージェントシステムの構築といったアーキテクチャ設計が重要であり、また意思決定アルゴリズムの実装や倫理的配慮、セキュリティとプライバシーの確保など、自律性とセキュリティに関する要素を考慮する必要があります。さらに、大規模データ処理の効率化やリアルタイム応答性の実現、既存システムとの統合など、実装と運用面での多くの検討を行う必要があります。
本プランでは、Agentic AI開発に必要となる設計思想策定(ゴールの明確化やタスク分解)から継続改善可能な運用体制確立までを、AWSとAWSパートナーが連携しサポートいたします。
プランへのお申し込み方法
両プランへの申し込みは、「AWS ジャパン 生成AI実用化支援プログラム」の各コースへご登録の上、AWS担当者へそれぞれのプランへ参加希望である旨お伝えください。
- 『GENIAC-PRIZE 応募者支援プラン』
- 「モデルカスタマイズコース」にご登録の上、AWS担当者へ参加希望をお申し出ください。
- 募集期間は、2025 年 6 月 25 日から 2025 年 12 月 31 日
- 『Agentic AI 実用化推進プラン』
- 「モデル活用コース」にご登録の上、AWS担当者へ参加希望をお申し出ください。
- 募集期間は、2025 年 6 月 25 日から通年での募集
「AWS ジャパン生成 AI 実用化推進プログラム」は、日本国内に法人又は拠点を持ち、AWS で生成 AI を活用しビジネス課題の解決に取り組む国内の企業・団体お客様を対象としたプログラムとなります。応募に際しては、フリーアドレスでの応募はご遠慮いただいておりますのでご注意ください。
おわりに
生成AI技術は現在、データ処理の自動化から、自律的な判断・行動の実現へと発展しています。
AWSは、これら新プランを通じて、お客様の具体的な課題解決とビジネス価値の創出をサポートしてまいります。
ぜひ皆様のプログラム参加をお待ちしております。