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Amazon ElastiCache アップデート – RedisのSnapshotをAmazon S3へエクスポートする事が可能になりました

Amazon ElastiCache はポピュラーなインメモリキャッシュエンジンであるMemcachedRedisをサポートしています。
Memcachedは低速なディスクベースのデータベース等の結果を高速にキャッシュする事ができ、Redisは永続的にデータを保存できるデータストアとして高速に動作します。Redisはレプリケーションやフェイルオーバなどをサポートすることでの高可用性の確保と、複雑なデータ構造での保存を標準サポートしています。

 

本日Redisユーザのみなさんに、非常に興味深く、注目すべき新しい機能をリリースしました。まず、実行されているRedis キャッシュクラスタのスナップショットを作成する事は既に可能です。スナップショットは永続的なバックアップや、新しいキャッシュクラスタを作成するために使用することができます。おさらいとしてキャッシュクラスタのスナップショットを作成する方法は次のとおりです:

RedisスナップショットがS3バケットへとエクスポートできるようになりました。S3バケットはスナップショットと同一リージョンに存在し、ElastiCacheに適切なIAMの権限(List、Upload/Delete、View 権限)を付与する必要があります。この機能はいくつかの用途を想定しています:

 

ディザスタリカバリ – スナップショットを他の場所にコピーし保管する

分析 – S3上のスナップショットのデータから使用状況等を分析する

種データ配布 – 別のリージョンにスナップショットを元にした新しいRedisキャッシュクラスタを構築する

スナップショットのエクスポート
スナップショットをエクスポートするのは簡単です、スナップショットを選択し、Copy Snapshot をクリックしてください:

バケットのアクセス許可を確認してください。(詳細はExporting Your Snapshotを参照ください):

次に、新しくエクスポートするスナップショット名と希望する保存先のS3バケット名を入力してください:

ElastiCache はスナップショットをエクスポートし、指定したS3バケットにスナップショットを置きます:

ファイルは標準のRedisのRDBファイルとして保存され、使用することができます。

また、アプリケーション等のコードや、コマンドラインからも同様の作業を実行することができます。対象のS3バケットを指定し、プログラムコードから呼び出す場合はCopySnapshot、コマンドラインからはcopy-snapshotコマンドを使用してください。

この機能は既に利用可能で、本日から使い始めることができます!エクスポートには料金はかからず、通常のS3ストレージ料金だけで使うことができます。

— Jeff;

翻訳はSA桑野(@kuwa_tw)が担当しました。原文はこちら