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[AWS Black Belt Online Seminar] Amazon Kinesis Video Streams 資料及びQA公開

こんにちは、ソリューションアーキテクトの原田です。

先日(2018/3/28)開催致しました AWS Black Belt Online Seminar「Amazon Kinesis Video Streams」の資料を公開いたしました。当日、参加者の皆様から頂いた QA の回答と併せてご紹介致します。

20180328 AWS Black Belt Online Seminar Amazon Kinesis Video Streams

Q1. VR 動画データ等も Amazon Kinesis Video Streams に保存出来ますでしょうか?

A1. はい、MKV コンテナの中には自由にデータを入れられますので、VR 動画データ等も同様に、プロデューサーからストリームにフラグメント単位で送信することで、Amazon Kinesis Video Streams に取り込むことが可能です。

Q2. 視聴者側での遅延時間はどの程度でしょうか?

A2. プロデューサーの実装やネットワーク環境などにも依存しますが、プロデューサーから Amazon Kinesis Video Streams のストリームにデータを送信してコンシューマーから取り出すまでの遅延は、数 100ms のオーダーにすることも可能です。
ただし、取り出したデータを視聴者に配信する必要がある場合には、AWS Media Services や CDN などを使った動画配信の仕組みにデータを渡す必要があり、その部分の処理に遅延が発生します。
また、マネジメントコンソールのライブ再生では、2-10 秒程度の遅延が発生することがあります。
遅延(レイテンシー)については、FAQ の「Q: Amazon Kinesis Video Streams のレイテンシーについてどう考えればよいですか?」もご参照ください。

Q3. マネジメントコンソール上の遅延時間の表示はどの時間からの遅延でしょうか?

A3. マネジメントコンソール上の遅延時間の表示は、レンダリングされている動画のサーバー側のタイムスタンプと現在時刻の差です。
時刻を指定して再生する操作では、サーバー側のタイムスタンプとプロデューサー側のタイムスタンプのどちらを指定するか選択できます。

Q4. プロデューサーから送信する動画を、[Start/Stop]  など、送り手側でリアルタイムで [On/Off] 選択して、送信させることは実装の工夫で出来ますでしょうか?

A4. はい、Producer SDK では、データの送信処理をフレーム単位やフラグメント単位で呼び出せますので、プロデューサー側の実装によって [ON/OFF] のコントロールを行うことも可能です。

 

以上です。

今後の AWS Black Belt Online Seminar のスケジュールは こちら です。皆様のご参加をお待ちしております。