全般

Q: Amazon Kinesis Video Streams とは何ですか?

Amazon Kinesis Video Streams を使用すると、分析、機械学習 (ML)、およびその他の処理のために、接続されたデバイスから AWS へ動画を簡単かつ安全にストリーミングできるようになります。Kinesis Video Streams では、数百万ものデバイスからの動画のストリーミングデータを取り込むために必要なすべてのインフラストラクチャを自動的にプロビジョニングして、伸縮自在にスケールします。また、ストリーム内の動画データの耐久性に優れた保存、暗号化、インデックス化を行い、使い勝手のよい API を介したデータへのアクセスも可能にします。Kinesis Video Streams を使用すれば、Amazon Rekognition Video との統合、および Apache MxNet、TensorFlow、OpenCV といった ML フレームワーク向けライブラリとの統合により、コンピュータビジョンアプリケーションや ML アプリケーションのすばやい構築が可能になります。

Q: 時間符号化データとは何ですか?

時間符号化データは、時系列で記録され、各記録が前後の記録と関連しているあらゆるデータです。動画は時間符号化データの一例です。動画では各フレームが、空間変換によって前後のフレームと関連付けられます。時間符号化データのその他の例としては、オーディオ信号、RADAR 信号、LIDAR 信号などがあります。Amazon Kinesis Video Streams は、分析と ML のユースケースに向けて、あらゆる時間符号化データをコスト効率よく効果的に取り込み、ストレージできるように設計されています。

Q: Kinesis Video Streams の一般的なユースケースには、どのようなものがありますか?

Kinesis Video Streams は、次のような幅広い用途で普及しつつあるコンピュータビジョン対応 ML アプリケーションの構築に最適です。

スマートホーム

Kinesis Video Streams を使用すれば、ベビーモニタ、ウェブカメラ、防犯システムといったカメラを装備した家庭用機器からの動画と音声を、AWS へ簡単にストリーミングできます。その後、ストリームを使用して、シンプルな動画再生から、インテリジェント照明、温度制御システム、セキュリティソリューションに至るまで、さまざまなスマートホームアプリケーションを構築できます。

スマートシティー

多くの都市では、信号機、駐車場、ショッピングモール、およびほとんどの公共イベント会場に多数のカメラが設置され、動画が 24 時間年中無休でキャプチャされています。Kinesis Video Streams を使用することで、この膨大な量の動画データの取り込み、保存、分析を安全かつコスト効率に優れた方法で実行でき、交通問題の解決、犯罪の防止、緊急事態への対応人員派遣といったさまざまな用途に活用できます。

工業オートメーション

Kinesis Video Streams を使用して、電波探知器やレーザー探知器の信号、温度プロファイル、工業用機器からの深度データといった、さまざまな時間符号化データを収集できます。その後、Apache MxNet、TensorFlow、OpenCV など好みの機械学習フレームワークによってデータを分析し、予知保全などの工業オートメーション分野のユースケースに役立てることができます。例えば、ガスケットやバルブの寿命を予測し、部品交換を事前にスケジュールすることで、製造ラインのダウンタイムや不具合を減少できます。

Q: Amazon Kinesis Video Streams では何を管理しますか?

Amazon Kinesis Video Streams は、フルマネージド型の動画取り込みおよびストレージサービスです。ロボット、スマートシティー、産業オートメーション、セキュリティモニタリング、機械学習 (ML) などに必要なアプリケーションに対して、あらゆる規模の動画を安全に取り込み、処理し、保存できます。また、Kinesis Video Streams では、オーディオ信号、RADAR 信号、LIDAR 信号など、他の種類の時間符号化データも取り込むことができます。Kinesis Video Stream では、デバイスにインストールできる SDK を利用できるため、動画を AWS に簡単かつ安全にストリーミングできます。Kinesis Video Streams によって、数百万ものデバイスからの動画ストリームを取り込むために必要なすべてのインフラストラクチャが自動的にプロビジョニングされ、伸縮自在にスケールされます。また、動画ストリームを永続的に保存、暗号化、インデックス化して使いやすい API を提供しているため、アプリケーションを使って、タグとタイムスタンプに基づくインデックス付きの動画フラグメントにアクセスして取得できます。Kinesis Video Streams では、Apache MxNet、Tensorflow、OpenCV などの ML フレームワークを動画ストリームと統合して、機械学習アプリケーションを構築するためのライブラリを提供しています。Kinesis Video Streams は Amazon Rekognition Video と統合されているため、オブジェクト、イベント、および人物を検出するコンピュータビジョンアプリケーションを構築できます。

主要な概念

Q: 動画ストリームとは何ですか?

動画ストリームとは、ライブ動画やその他の時間符号化データをキャプチャし、必要に応じて保存し、リアルタイムでもバッチまたはアドホックベースでもデータを使用できるようにするリソースです。動画ストリームにデータを保存することを選択すると、Kinesis Video Streams はデータを暗号化し、保存されたデータに時間ベースのインデックスを生成します。通常の構成では、Kinesis 動画ストリームには 1 つのプロデューサーのみがデータを公開します。Kinesis 動画ストリームは、動画ストリームのコンテンツを処理する複数の消費アプリケーションを有することができます。

Q: フラグメントとは何ですか?

フラグメントはフレームの自己完結型シーケンスです。フラグメントに属するフレームは、他のフラグメントからのフレームに依存することはできません。フラグメントが到着すると、Kinesis Video Streams は一意のフラグメント番号を昇順に割り当てます。また、Kinesis Video Streams 固有のメタデータとして、各フラグメントのプロデューサー側およびサーバー側のタイムスタンプを保存します。

Q: プロデューサーとは何ですか?

プロデューサーとは、Kinesis 動画ストリームにデータを格納するデバイスまたはソースを指すために使用される一般的な用語です。プロデューサーは、セキュリティカメラ、身体装着カメラ、スマートフォンカメラ、またはダッシュボードカメラなど、どのような動画生成デバイスであっても構いません。プロデューサーは、オーディオフィード、画像、または RADAR データなど、ビデオ以外の時間符号化データを送信することもできます。1 つのプロデューサーが 1 つ以上の動画ストリームを生成できます。例えば、ビデオカメラは動画データを 1 つの Kinesis 動画ストリームにプッシュし、音声データを別の動画ストリームにプッシュできます。

Q: コンシューマーとは何ですか?

コンシューマーは、Kinesis 動画ストリームのデータをリアルタイムで (または低レイテンシー処理が不要な場合にデータが永続的に保存されて時間インデックスが作成された後に) 消費して処理するカスタムアプリケーションです。これらのコンシューマーアプリケーションを作成して、Amazon EC2 インスタンスで実行することができます。Amazon Rekognition などの他の Amazon AI サービスやサードパーティーの動画分析プロバイダーを使用して、動画ストリームを処理することもできます。

Q: チャンクとは何ですか?

プロデューサーからデータを受信すると、Kinesis Video Streams は受信するメディアデータをチャンクとして保存します。各チャンクは、実際のメディアフラグメント、プロデューサーによって送信されたメディアメタデータのコピー、およびフラグメント番号、サーバー側およびプロデューサー側のタイムスタンプなどの Kinesis Video Streams 固有のメタデータで構成されます。コンシューマーが GetMedia API 操作を通じてメディアデータをリクエストすると、Kinesis Video Streams は、リクエストで指定したフラグメント番号から始まるチャンクのストリームを返します。

Q: Amazon Kinesis Video Streams のレイテンシーについてどのように考えればよいですか?

エンドツーエンドのメディアデータフローには、レイテンシーに対する 4 つの重要な要因があります。

  • デバイスのハードウェアメディアパイプラインで費やされる時間: このパイプラインは、イメージセンサーと任意のハードウェアエンコーダーで構成できます。理論的には、これは単一フレーム期間と同程度になる可能性があります。実際には、そうなることはまれです。すべてのエンコーダーは、メディアエンコーディング (圧縮) に効果的に機能するように、複数のフレームを蓄積してフラグメントを構築します。このプロセスおよび対応するいずれかの動き補償アルゴリズムは、データが伝送用にパッケージ化される前に、デバイスで 1 秒から数秒のレイテンシーを追加します。
  • インターネットの実際のデータ伝送に生じるレイテンシー: ネットワークスループットとレイテンシーの品質は、プロデューサーデバイスの配置場所に応じて大きく異なる可能性があります。
  • プロデューサーデバイスからデータを受信するときに Kinesis Video Streams によって追加されるレイテンシー: 受信データはすべての消費側アプリケーションに対して、GetMedia API 操作ですぐに利用できるようになります。データを保持することを選択した場合、Kinesis Video Streams は AWS Key Management Service (AWS KMS) を使用してデータを暗号化し、動画ストリーム内の個々のフラグメントに時間ベースのインデックスを生成します。GetMediaforFragmentList API を使用してこの保持されたデータにアクセスすると、Kinesis Video Streams は永続ストレージからフラグメントを取り出し、データを復号化し、消費側アプリケーションでデータを使用できるようにします。
  • コンシューマーに戻すデータ送信のレイテンシー時間: インターネットや他の AWS リージョンで、メディアデータを要求するデバイスが存在することがあります。ネットワークスループットとレイテンシーの品質は、消費側デバイスの配置場所に応じて大きく異なる可能性があります。

最後に、Kinesis Video Streams 管理コンソールはサポートされている H.264 メディアタイプを取り出して、さまざまなブラウザ用にトランスパッケージし、開発またはテスト目的でストリームを再生することができます。

ストリームへのデータの公開

Q: Kinesis 動画ストリームにデータを公開するにはどうすればよいですか?

PutMedia 操作で Kinesis 動画ストリームにメディアデータを公開したり、Java、C++、または Android で Kinesis Video Streams プロデューサー SDK を使用したりできます。PutMedia 操作を直接使用する場合は、Kinesis Video Streams データ仕様に従ってメディアストリームをパッケージ化し、ストリームの作成、トークンローテーション、およびメディアデータを AWS クラウドに確実にストリーミングするために必要なその他のアクションを処理します。プロデューサー SDK を使用して、これらのタスクをより簡単にし、より早く開始することをお勧めします。

Q: Kinesis Video Streams の PutMedia 操作とは何ですか?

Kinesis Video Streams では、メディアデータを Kinesis の動画ストリームに書き込むための PutMedia API が提供されています。PutMedia リクエストでは、プロデューサーによってメディアフラグメントのストリームが送信されます。フラグメントが到着すると、Kinesis Video Streams は一意のフラグメント番号を昇順に割り当てます。また、Kinesis Video Streams 固有のメタデータとして、各フラグメントのプロデューサー側とサーバー側のタイムスタンプも保存されます。

Q: Kinesis Video Streams プロデューサー SDK とは何ですか?

Amazon Kinesis Video Streams プロデューサー SDK は、特定のプロデューサーのためにインストールしてカスタマイズできる、使いやすく設定の容易なライブラリのセットです。SDK を使用すると、動画ストリームに安全に接続し、動画やその他のメディアデータを Kinesis Video Streams に確実に公開するオンデバイスアプリケーションを簡単に構築できます。これは、デバイスのメディアパイプラインによって生成されたフレームとフラグメントをパッケージ化するために必要なすべての基本的なタスクを処理します。また、SDK は、ストリームの作成、セキュアなストリーミングや中断のないストリーミングのためのトークンローテーション、Kinesis Video Streams から返された確認応答の処理などのタスクも処理します。

Q: Kinesis Video Streams プロデューサー SDK はどのプログラミングプラットフォームで利用できますか?

Kinesis Video Streams プロデューサー SDK のコアは C 言語で構築されているため、さまざまなハードウェアプラットフォームで効率的に利用できます。大抵の開発者は、Kinesis Video Streams プロデューサー SDK の C++ または Java のバージョンを使用することを好みます。また、Android デバイスから動画データをストリーミングするモバイルアプリケーション開発者用の Android 版のプロデューサー SDK があります。

Q: Kinesis Video Streams プロデューサー SDK を使い始める前に、何を知っておく必要がありますか?

Kinesis Video Streams プロデューサー SDK は、フレームとフラグメントのパッケージ化における手間のかかる処理をすべて行い、安全な接続を確立し、動画を AWS に確実にストリームします。しかし、ハードウェアデバイスと、ハードウェアデバイスで動作するメディアパイプラインにはさまざまな種類があります。メディアパイプラインとの統合プロセスを簡単にするために、1) フレーム境界、2) 境界に使用されるフレームのタイプ (I フレームまたは非 I フレーム)、3) フレーム符号化タイムスタンプについてある程度理解しておくことをお勧めします。

ストリームからのデータの読み取り

Q: GetMedia API とは何ですか?

GetMedia API を使用すると、Kinesis 動画ストリームからメディアコンテンツを取得できます。このリクエストでは、ストリーム名またはストリーム Amazon リソースネーム (ARN) と開始チャンクを指定します。Kinesis Video Streams はフラグメント番号順にチャンクのストリームを返します。メディアデータ (フラグメント) をストリームに配置すると、Kinesis Video Streams は各受信フラグメントと関連メタデータを "チャンク" と呼ばれるものに格納します。 GetMedia API は、リクエストで指定したチャンクから始まるこうしたチャンクのストリームを返します。

Q: GetMediaForFragmentList API とは何ですか?

GetMediaForFragmentList API を使用すると、Kinesis 動画ストリームのアーカイブデータからフラグメントのリスト (フラグメント番号で指定) のメディアデータを取得できます。通常、この API 操作の呼び出しの前に、ListFragments API の呼び出しがあります。

Q: ListFragments API とは何ですか?

ListFragments API を使用すると、保持されたデータ内でフラグメント番号またはタイムスタンプを使用して、指定された動画ストリームおよび開始位置からフラグメントのリストを返すことができます。

Q: Kinesis Video Streams にデータを保存できるのはどれくらいの期間ですか?

ストリームには、ご希望の期間データを保存することができます。Kinesis Video Streams では、アーカイブとストレージの要件に合わせてデータの保存期間を設定できます。

Q: Kinesis Video Streams パーサーライブラリとは何ですか?

Kinesis Video Streams パーサーライブラリによって、開発者は Kinesis Video Streams GetMedia 操作の出力を簡単に消費して処理できます。アプリケーション開発者は、動画ストリームで動作する動画分析および処理アプリケーションにライブラリを含めることになります。アプリケーション自体は EC2 インスタンスで実行されますが、他の場所で実行することもできます。ライブラリには、フレームレベルのオブジェクトとそれに関連するメタデータの取得や、フラグメントに添付された Kinesis Video Streams 固有のメタデータと、連続するフラグメントの抽出および収集を簡単に行える機能があります。これにより、ユースケースに合わせて生の動画データをより簡単に使用できるカスタムアプリケーションを構築できます。

Q: Kinesis 動画ストリームで運ばれるフレーム (およびフラグメント) を使用する必要があるカスタム処理アプリケーションがある場合、どうすればよいですか?

一般に、動画ストリームを消費してカスタムアプリケーションのニーズに合わせて操作する場合、考慮すべき重要なステップが 2 つあります。まず、GetMedia API によって提供されるフォーマットされたストリームからフレーム内のバイトを取得します。ストリームパーサーライブラリを使用してフレームオブジェクトを取得できます。次に、ピクセルの高さ、幅、コーデック ID、コーデックのプライベートデータなど、フレームをデコードするために必要なメタデータを取得します。そのようなメタデータはトラック要素に埋め込まれます。パーサーライブラリは、フラグメントのトラック情報を収集するヘルパークラスを提供することにより、この情報の抽出を容易にします。

この後の手順は、アプリケーションによって大きく異なります。フレームをデコードしたり、再生エンジン用にフォーマット設定したり、コンテンツ配信用にトランスコードしたり、カスタムの深層学習アプリケーション形式にフィードしたりすることができます。Kinesis Video Streams のストリームパーサーライブラリはオープンソースなので、特定のユースケースに合わせて拡張できます。

ストリームからの動画の再生

Q: 自分のアプリケーションにキャプチャした動画はどのように再生できますか?

Amazon Kinesis Video Streams の HTTP Live Streams (HLS) 機能を用いて、取り込んだ動画を HLS パッケージフォーマットで再生できます。HLS は業界標準の、HTTP ベースのメディアストリーミングプロトコルです。Amazon Kinesis Video Streams を用いてデバイスから動画をキャプチャすると、HLS API を用いてライブで、または録画した動画を再生できます。この機能はフルマネージド型であるため、動画再生のためのクラウドベースのインフラストラクチャを構築する必要はありません。

Q: Kinesis Video Streams HLS API はどのように使用開始できますか?

Kinesis 動画ストリームを HLS を用いて見るには、まず GetHLSStreamingSessionURL を使用してストリーミングセッションを作成します。このアクションは HLS セッションにアクセスするための URL (セッショントークンを含む) を返します。これをメディアプレイヤーまたはスタンドアロンのアプリケーションで使用してストリームを表示できます。サードパーティーのプレイヤー (Video.js や Google Shaka Player など) を使用し、HLS ストリーミングセッション URL をプログラムで、またはマニュアルで入れて動画ストリームを表示できます。また、HLS ストリーミングの URL を Apple Safari または Microsoft Edge ブラウザのロケーションバーに入れても動画を再生できます。さらに、モバイルアプリケーションの Android (Exoplayer) と iOS (AVMediaPlayer) の動画プレイヤーを用いることもできます。


Q: Kinesis Video Streams HLS API を使用するための基本的な要件は何ですか?

Amazon Kinesis 動画ストリームには、HLS でのデータ提供に以下の要件があります。

  • メディアタイプは video/H.264。
  • フラグメントには、H.264 フォーマット (MPEG-4 仕様 ISO/IEC 14496-15) 用の AVC (Advanced Video Coding) でコーデックプライベートデータを持たせる。特定のフォーマットに対するストリームデータの適合情報については、NAL 適合フラグを参照してください。
  • データ保持は 0 より大きい値。

Kinesis Video Streams HLS セッションにはフラグメントになった MPEG-4 フォーム (fMP4 または CMAF とも呼ばれる) でフラグメントを持たせる。MPEG-2 フォーム (TS チャンクとも呼ばれる、HLS 仕様はこれもサポートする) では持たせない。HLS フラグメントタイプに関する詳細は、HLS 仕様を参照してください。

Q: Kinesis Video Streams での HLS ベースのストリーミングで使える再生モードにはどのようなものがありますか?

ライブ、オンデマンドの 2 つの再生モードがあります。

ライブ: ライブセッションでは、HLS メディアプレイリストは最新のフラグメントが表れるたびに、それらのフラグメントによって継続的にアップデートされます。このタイプのセッションがメディアプレイヤーで再生されるとき、ユーザーインターフェイスには通常 "ライブ" と表示され、再生ウィンドウで再生位置を選択できるバーは表示されません。

オンデマンド: オンデマンドでは、HLS メディアプレイリストにセッションの全フラグメントが、MaxMediaPlaylistFragmentResults で指定された番号まで含まれています。プレイリストは各セッションで 1 度しか取得できません。

Q: API を用いた動画再生での遅延はどのようなものですか?

ライブ再生でのレイテンシーは通常 3~5 秒ですが、これは場合によります。独自にテストを実行して PoC (概念実証) を行い、ターゲットとするレイテンシーを定めることを強くお勧めします。レイテンシーは、ユースケース、プロデューサーがどのように動画フラグメントを生成するか、動画フラグメントのサイズ、プレイヤーのチューニング、ネットワーク条件 (AWS へのストリーミングと AWS からの再生の両方) など、さまざまな要因に影響を受けます。

Q: この機能の使用に関する制限にはどのようなものがありますか?

Amazon Kinesis Video Streams での HLS セッションには以下の制限事項が適用されます。

  • ストリーミングセッションの URL はプレイヤー間で共有できません。複数のメディアプレイヤーがセッションを共有すると、セッションでスロットリングが発生することがあります。接続制限については、Kinesis Video Streams の制限を参照してください。
  • Kinesis 動画ストリームには最大 5 つのアクティブな HLS ストリーミングセッションを入れることができます。セッションの最大数が既にアクティブなときに新しいセッションが生成された場合、最も古い (最初に生成された) セッションが閉じられます。Kinesis 動画ストリームでのアクティブな GetMedia 接続数はこの制限の中に含まれず、アクティブな HLS セッションはアクティブな GetMedia 接続制限数に含まれません。

Q: Kinesis Video Streams と AWS Elemental MediaLive の違いは何ですか?

AWS Elemental MediaLive は、ブロードキャストグレードのライブ動画エンコードサービスです。テレビ放送やインターネット接続のマルチスクリーンデバイス (インターネット接続対応の TV、タブレット、スマートフォン、セットトップボックス) での配信用に、高品質な動画ストリームを作成できます。このサービスは独立して、または AWS メディアサービスの一部として機能します。

Amazon Kinesis Video Streams を使用すると、リアルタイムとバッチ処理用の機械学習 (ML)、動画再生、分析、およびその他の処理のために、接続されたデバイスから AWS へ動画を簡単かつ安全にストリーミングできます。マシンビジョンに基づいたアプリケーションを構築して、スマートホーム、スマートシティー、産業用オートメーション、セキュリティモニタリングなどに組み込むことができます。

Q: この機能を使うのに料金はかかりますか?

Kinesis Video Streams はシンプルな従量課金制で使用できます。前払いはなく、使用したリソースに対してのみお支払いただきます。Kinesis Video Streams の料金は、アカウント内のすべての動画ストリームについて、取り込まれたデータ量 (GB)、HLS API 経由のものを含む消費されたデータ量 (GB)、および格納されたデータ (GB/月) に基づいて算出されます。詳細については、料金ページを参照してください。

コンソール

Q: Kinesis Video Streams マネジメントコンソールとは何ですか?

Kinesis Video Streams マネジメントコンソールを使用すると、動画ストリームを作成、更新、管理、モニタリングすることができます。また、ストリーム内のコンテンツがサポートされているメディアタイプであれば、コンソールでライブやオンデマンドでメディアストリームを再生することもできます。プレイヤーコントロールを使用すると、ライブストリームを表示したり、前後に 10 秒間スキップしたり、日付と時刻のピッカーを使用して、動画ストリームの対応する保持期間を設定した過去の時点に巻き戻したりすることができます。Kinesis Video Streams マネジメントコンソールの動画再生機能は、開発者が Kinesis Video Streams を使用してソリューションを構築する際の開発とテストの用途向けに簡単な診断ツールとして提供されています。

Q: コンソールではどのメディアタイプがサポートされますか?

Kinesis Video Streams マネジメントコンソールでの再生用にサポートされている動画メディアタイプは、一般的な H.264 フォーマットのみです。このメディアフォーマットは、デバイス、ハードウェアおよびソフトウェアのエンコーダー、再生エンジンで幅広くサポートされています。独自のコンシューマーアプリケーションやユースケースに合わせてさまざまな動画、音声、その他のカスタムの時間符号化データ型を取り込むことができますが、マネジメントコンソールではこうしたデータ型を再生できません。

Q: Kinesis Video Streams マネジメントコンソールで動画を再生する際の遅延はどの程度ですか?

動画データを動画ストリームに送信するプロデューサーの場合、Kinesis Video Streams マネジメントコンソールでのライブ再生において 2~10 秒の遅れが発生することがあります。レイテンシーの大部分は、プロデューサーデバイスがインターネットを介してデータを送信する前に、フレームをフラグメントに蓄積するときに発生します。データが Kinesis Video Streams エンドポイントに入力され、ユーザーが再生をリクエストすると、コンソールでは H.264 メディアタイプのフラグメントが永続ストレージから取得され、異なるインターネットブラウザでの再生に適したメディアフォーマットにフラグメントがパッケージ変換されます。パッケージ変換されたメディアコンテンツは、ユーザーがインターネット経由での再生をリクエストした場所に転送されます。

暗号化

Q: Kinesis Video Streams 向けのサーバー側の暗号化とは何ですか?

サーバー側の暗号化は、ユーザーが指定する AWS KMS カスタマーマスターキー (CMK) を使用して、データが保存される前にデータを自動的に暗号化する Kinesis Video Streams の機能です。データは Kinesis Video Streams ストレージレイヤーに書き込まれる前に暗号化され、ストレージから取得された後に復号化されます。その結果、データは Kinesis Video Streams サービス内で常に暗号化された状態で保管されます。

Q: サーバー側の暗号化を使用開始するにはどうすればよいですか?

サーバー側の暗号化は、Kinesis 動画ストリームで常に有効になっています。ストリームの作成時にユーザー指定のキーが指定されていない場合は、既定のキー (Kinesis Video Streams によって提供) が使用されます。

ユーザー指定の AWS KMS マスターキーは、Kinesis Video Streams ストリームの作成時に割り当てる必要があります。後で UpdateStream API を使用して別のキーをストリームに割り当てることはできません。

ユーザー指定の AWS KMS マスターキーを 2 つの方法で Kinesis 動画ストリームに割り当てることができます。コンソールで Kinesis 動画ストリームを作成するときに、[Create new Kinesis Video stream] ページの [Encryption] セクションで AWS KMS マスターキーを指定します。または、CreateStream API を使用して Kinesis Video Streams ストリームを作成するときに、KmsKeyId パラメータでキー ID を指定します。

Q: サーバー側の暗号化を使用するのに必要な費用はどの程度になりますか?

サーバー側の暗号化を適用すると、AWS KMS API の使用およびキーの費用がかかります。カスタムの AWS KMS マスターキーとは異なり、(デフォルトの) aws/kinesis-video カスタマーマスターキー (CMK) は無料で提供されます。ただし、Kinesis Video Streams で使用される API の使用料金は支払う必要があります。API 使用料金は、カスタマイズされたものを含め、CMK ごとに適用されます。データキーのローテーションが行われている場合は、Kinesis Video Streams により約 45 分ごとに AWS KMS が呼び出されます。1 か月を 30 日とした場合、Kinesis Video Streams により開始される AWS KMS API コールの料金は合計数ドル未満です。この料金は、データプロデューサーとデータコンシューマーで使用するユーザー認証情報の数に応じて異なります (ユーザー認証情報ごとに AWS KMS に対する一意の API コールが必要なため)。

料金と請求

Q: Amazon Kinesis Video Streams は AWS 無料利用枠の対象ですか?

いいえ。Amazon Kinesis Video Streams は AWS 無料利用枠の対象外です。

Q: Kinesis Video Streams の費用はどの程度ですか?

Kinesis Video Streams はシンプルな従量課金制で使用できます。前払い料金や最低料金はなく、使用したリソースに対してのみお支払いいただきます。Kinesis Video Streams の料金は、アカウント内のすべての動画ストリームについて、取り込まれたデータ量 (GB)、消費されたデータ量 (GB)、格納されたデータ (GB/月) に基づいて算出されます。

さらに、Kinesis Video Streams では、受信に成功したメディアデータに対してのみ課金され、最小チャンクサイズは 4 KB です。ちなみに 64 kbps の音声サンプルのサイズは 8 KB であるため、最小のチャンクサイズは、最小の音声や動画ストリームに対応できるよう十分に低く設定されています。

Q: Kinesis Video Streams では、ストリームに格納されたデータに対してどのように請求されますか?

Kinesis Video Streams では、任意のストリームで永続的に格納されたデータの総量に対して請求されます。動画ストリームごとに格納されるデータの総量は、保持時間を使用して制御できます。

サービスレベルアグリーメント (SLA)

Q: Amazon Kinesis Video Streams SLA では何が保証されますか?

Amazon Kinesis Video Streams SLA では、Amazon Kinesis Video Streams について少なくとも 99.9% の月間稼働率が保証されます。

Q: SLA サービスクレジットの資格を有しているかどうかは、どうすればわかりますか?

同じリージョン内の複数のアベイラビリティーゾーンでタスクを実行しており、任意の月間課金期間中に月間稼働率が 99.9% 未満であった場合、Amazon Kinesis Video Streams SLA に基づいて Amazon Kinesis Video Streams に対する SLA クレジットを受け取る資格があります。

SLA の利用規約に関するすべての詳細、およびクレジット請求方法の詳細については、Amazon Kinesis Video Streams SLA の詳細ページを参照してください。

Amazon Kinesis Video Streams の料金の詳細

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