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AWS IoT Core for LoRaWan が日本向け周波数帯であるAS923-1をサポートしました
みなさん、こんにちは。アマゾン ウェブ サービス ジャパン、シニアエバンジェリストの亀田です。
LoRaWan (Long Range Wide area network) は省電力長距離通信規格 (LPWA: Low Power Wide Area Network) の一つで、LoRa Alliance により策定されている主に無線通信にかかわる仕様です。IoT デバイスがこの規格に対応することで、より消費電力が少なく、バッテリーの交換なしで長距離通信を実現できる可能性があり期待がされています。このLoRaWan通信の実現において、LoRaWan デバイスとゲートウェイの接続を管理するために必要なものが LNS (LoRaWan Network Server) です。ゲートウェイはブリッジとして機能し、LNS との間でデバイスデータが転送されます。
2020 年 12 月に AWS がリリースした AWS IoT Core for LoRaWan は AWS IoT Core の新しい機能であり、これを使うことで、LNS の管理に伴う画一的な作業や運用上の負担を排除し、多数の LoRaWan デバイスを簡単かつ迅速に接続することができます。またゲートウェイと AWS IoT Core 間の通信はセキュアなウェブソケットを用いているため、セキュリティの確保を大規模に行うことができます。
この LoRaWan 通信は、国毎に異なる周波数帯を用いて通信を行いますが、日本では免許が不要な 920MHz-928MH 帯が使用されます。この周波数帯はその他主にオーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、台湾などで使用され、AWS IoT Core for LoRaWan が今回のアップデートでこの周波数帯をサポートしました。2021 年 3 月 1 日時点でまだ東京リージョンには対応していませんが。バージニア北部かアイルランドリージョンでお試しいただくことが可能です。その他周波数帯は、主に米国で利用される US902-928、主にヨーロッパで利用される EU863-870 に対応しています。
AWS IoT Core のマネージメントコンソール上でワイヤレス接続管理の機能が新たに加わっています。
こちらの画面から、通信をブリッジするゲートウェイとデバイスをそれぞれ登録しご利用いただくことが可能です。
詳しくはこちらのドキュメントをご覧ください。
– シニアエバンジェリスト 亀田;