Amazon Web Services ブログ
AWS Mainframe Modernization Day Tokyo 2026 (2026年9月17日開催)
メインフレーム基幹系システムの移行を真剣にご検討中のお客様をお迎えし、「AWS Mainframe Modernization Day Tokyo 2026」を開催します。メインフレームの価値は伝統的に RAS (Reliability, Availability, Serviceability) に象徴されます。本イベントでは、重要なシステムの安定稼働のために AWS が提供しているサービスや機能を各エリアの専門家が説明し、基幹システムを AWS クラウド上で稼働する際の懸念を解消します。
基幹系システムを支える AWS のコアテクノロジーとインフラストラクチャ、セキュリティ、レジリエンシー、運用の高度化(オブザーバビリティと自動化)など、メインフレームからの移行後の安定稼働において最も重要な技術領域を、初めての方にもわかりやすく網羅的にカバーします。さらに、既に AWS 移行を推進されている先進的なお客様の生の声をお届けし、社内コンセンサス確立のための具体的なヒントを提供します。参加者同士の交流会では、AWS のスペシャリストやメインフレーム専門チームメンバーも交え、同じ課題に直面する企業間での直接的な情報交換の場を設けます。
背景と位置付け
お客様が直面している課題
メインフレームを運用する多くのお客様は、安定稼働の継続、体制の転換、ノウハウの継承という構造的課題に直面していると考えられます。
ミッションクリティカルワークロードはメインフレーム上で過去数十年にわたり安定稼働してきました。それをクラウド移行後も同様に安定稼働することは、最も重要な移行要件の一つと考えられます。メインフレーム上の大規模なバッチワークロードはクラウド上でも同等の性能を示す必要があります。メインフレームは単一筐体内の構成要素の冗長化により高可用性を実現していますが、同等の安定稼働をクラウドでも実現できなくてはなりません。しかし、現在メインフレームのクラウド移行を検討しているお客様は、過去にその実績が少なく、経験者が社内に居ないケースが多くあります。そのため、移行後の安定稼働とセキュリティに確証を持てず、慎重になりがちです。関係者からクラウド移行の支持を獲得し、コンセンサスを確立するのは容易ではありません。
また、メインフレーム担当者は、自分達がリタイアした後も基幹系システムの安定稼働を継続できるよう、お客様社内で上層部から指示されているケースもあります。しかし、メインフレーム人材の減少により運用体制の維持が困難になりつつあり、希少スキルを持つ人材の育成や調達は容易ではありません。メインフレーム人材の育成は若手社員の動機付けが難しく、単純なクラウド移行は ROI が説明できず、板挟みになりがちです。メインフレーム担当者が持つ業務知識や、安定稼働のためのインフラの知識、運用ノウハウ等は、テクノロジーが変わっても有用なはずです。このままだと、経験を通じて得られた貴重なナレッジが引継ぎ先も無いまま喪失する危機に直面していると思われます。
本イベントの意義
本イベントは大規模開催ではなく、通常のセッションや打ち合わせでは得られない情報を、各領域の専門家から直接聞くことができる貴重な機会です。
特に以下のような方々に最適なイベントとなっており、日頃クラウドに接点のないメインフレーム担当組織からの参加を期待しています。
- メインフレーム基幹系システムの AWS クラウド移行を具体的に計画されている方
- 専任のプロジェクトチームを立ち上げ、次期システム更改等のタイミングまでに AWS 移行を実施したい方
- メインフレームの高可用性・高信頼性と同等の安定稼働を AWS クラウド上で実現する方法を知りたい方
- AWS 移行に向けた予算申請や稟議を進めるにあたり、技術的な裏付けを得たい方
- 先進企業がどのように社内のステークホルダーの理解と賛同を得たか、具体的なアプローチを学びたい方
本イベントに参加することで、クラウド移行に漠然とした不安を感じていた方にも、AWS クラウド移行を前向きに考える機会にして頂ければと思います。
対象
IBM z/OS および富士通 GS21 OSIV/MSP で稼働する基幹系システムを担当する組織のリーダー的な役割の方を対象としています。基幹系システムの安定稼働を実現する AWS の技術的価値、先進的なお客様の移行経験や社内合意形成の工夫に焦点を当てますので、メインフレーム基幹系システムの AWS 移行を計画的に実施したい方にご参加頂きたいイベントです。
なお、本イベントはメインフレームの知識を前提とするセッションで構成されています。

イベントの構成
本イベントは 3 部構成で実施します。Part 1 の AWS セッションでは、メインフレームの RAS とは別のアプローチで基幹系システムの安定稼働を実現する AWS のテクノロジーや機能を各エリアの専門家が提示します。Part 2 のお客様セッションでは、先進的なお客様による移行経験を共有します。Part 3 の交流会では、参加者間の直接対話を通じて課題と解決方法を共有します。
Part 1: AWS セッション
メインフレームの価値は伝統的に RAS (Reliability, Availability, Serviceability) に象徴されます。Reliability はハードウェアの自己診断・自己回復能力とソフトウェアの信頼性を、Availability は障害コンポーネントからの無停止回復を、Serviceability は障害原因の特定と影響を最小化した交換を意味します。
これと異なる方法で基幹系システムの安定稼働を実現する AWS のアプローチを、以下の 4 セッションで紹介します。
(1) 基幹系システムを支える AWS のコアテクノロジーとインフラストラクチャ
(2) セキュリティ
(3) レジリエンシー
(4) 運用の高度化
本セッションを通じて、メインフレーム利用者が基幹系システムを AWS クラウド上で稼働する際に感じる懸念を解消したいと考えます。
加えて、クラウド移行には、スケーラビリティ (需要に応じたリソースの弾力的な拡張/縮小)、コスト最適化 (従量課金モデルによる固定費からの脱却)、ベストプラクティスの豊富さ (開発および運用における膨大なナレッジとツール群)、人材の調達容易性(クラウドスキル人材市場の厚み)といった、積極的なメリットがあることは言うまでもありません。
Part 2: お客様セッション
基幹系システムの AWS 移行を既に実施しつつある先進的なお客様に登壇いただくべく、調整中です。そして、「Why (何故クラウド移行を決断したか)」と「How (どのようにして社内外の理解と賛同を得たか)」を語っていただきたいと考えています。
Part 3: お客様同士の交流会
同じ課題に直面するお客様同士で会話し、直接的な情報交換の場を設けます。
AWS セッションに登壇したスペシャリストや、メインフレーム専門チームメンバーも交え、ディープな Q&A を通じて日頃の疑問を投げ掛けて頂き、より実践的な情報を得ることができます。
イベント概要
開催日時
2026 年 9 月 17 日(木) 13:30 – 18:00 (13:00 受付開始)
開催場所
麻布台ヒルズ(東京) AWS オフィス
〒106-0041 東京都港区麻布台 1 丁目 3-1 麻布台ヒルズ 森 JP タワー
東京メトロ日比谷線 神谷町駅より徒歩約 9 分、東京メトロ南北線 六本木一丁目駅より徒歩約 7 分
※入退館等詳細は別途ご連絡いたします
定員
15 社 (1 社あたり 2〜3 名)
- 可能であれば、アプリケーション担当者と基盤担当者のペアでお越しください
- 同一グループ企業内の事業会社および子会社は合わせて 1 社として扱わせて頂きます
前提となる知識/経験
メインフレーム (IBM z/OS または富士通 GS21 OSIV/MSP) 上の基幹系システムの開発や保守運用経験があることを前提に、AWSクラウドのインフラストラクチャ、セキュリティ、レジリエンシー、運用に関連したセッションを実施します。AWSの事前知識は不要です。
参加費
無料
参加申込方法
参加希望される方は、イベント情報のページの「今すぐ登録する」からお申込下さい。
なお、参加申込される方の代表者は、事前アンケートのページで、基幹システムの概要や移行予定時期 (目標) 等についての情報提供をお願い致します。
ご留意事項
会場の収容人数に限りがあるため、お申込みいただいてもご参加をお受けできない場合がございます。あらかじめご了承ください。
- 募集期間: 2026 年 8 月 21 日 (金) まで
- 参加可否のご連絡: 2026 年 8 月 31 日 (月) まで
プログラム内容
| 時間 | 内容 |
|---|---|
| 13:00 – 13:30 | 受付 |
| 13:30 – 13:40 | オープニング・ご挨拶 |
| Part 1: AWS セッション | |
| 13:40 – 14:20 | (1) 基幹系システムを支える AWS のコアテクノロジーとインフラストラクチャ |
| 14:20 – 14:35 | 休憩 |
| 14:35 – 14:55 | (2) セキュリティ |
| 14:55 – 15:15 | (3) レジリエンシー |
| 15:15 – 15:35 | (4) 運用の高度化 |
| 15:35 – 15:50 | 総括 |
| 15:50 – 16:05 | 休憩 |
| Part 2: お客様セッション | |
| 16:05 – 16:45 | お客様によるプレゼンテーションと Q&A
(講師調整中) |
| 16:45 – 17:00 | オフィスツアー |
| Part 3: 交流会 | |
| 17:00 – 18:00 | お客様同士の交流会 |