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AWS Personal Health Dashboard – 関係するリソースの管理

AWS Service Heath Dashboardをリリースしたのは2008年になります。当時はAWS Cloudは比較的新しく、各サービスの利用状態を確認するのにいい手段でした(現在のService Health Dashboardと比べると、この8年でAWSがどのくらい成長した化が見て取れます)。

現在のダッシュボードは、AWSサービス毎の状態を俯瞰的に表示するため、個別最適されたダッシュボードというわけれではありませんでした。そのため、お客様と会話をすると、全体的なダッシュボードというよりは、お客様の利用サービス、リソースに合わせた状態管理を希望されることもありました。

新サービス Personal Health Dashboard
関心のあるサービスについてより多くの情報を提供できるよう、AWS Personal Health Dashboardをリリースしました。サービス名の通り、このダッシュボードは利用しているAWSサービスのパフォーマンス、可用性に関した個別のビューのみならず、サービスの状態に変化が会った際にはアラートを自動的に発行します。利用中のサービスに関して一元的に監視するためにデザインされており、影響を及ぼすであろう問題に関して、より詳細に可視化することが可能です。ダッシュボードに関係する情報が登録されると、コンソールから通知アイコンを確認出来ます。
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“issues”をクリックすると、影響するであろうAWSインフラストラクチャが確認できます(これらのデータはすべてテストデータです)。
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アイテムをクリックするとその問題を修復するためのガイダンスを含むより詳細の情報を確認することができます。
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また事前に予定されているアクティビティを確認することで注意喚起をうながすこともできます。
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それ以外にも、興味のあるサービスについての情報を確認することもできます。
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またCloudWatch Eventsと連携することで、アラート対応でしたり、スケジュールイベント対応を自動化させることも可能です。例えば、自主的にメンテナンスイベント対応が必要なEC2インスタンスを移動することで、メンテナンスイベント通知対応が可能になります。

ご自身のアカウントがビジネスサポート、もしくはエンタープライズサポートに加入頂いてる場合、この新しいAWS Health APIをご利用頂けます。このAPIを使い、Personal HealthDashboardの情報をを既存のITマネジメントツールとの連携されることがが可能になります。

– Jeff(翻訳はSA酒徳が担当しました。原文はこちら)