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AWSジャパン ソリューションアーキテクト新卒向け短期インターンシップ紹介

こんにちは。2019 年 4 月に新卒として入社いたしました、アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社 (AWSジャパン) アソシエイトソリューションアーキテクトの岩井泰児です。AWSジャパンでは 2019 年夏に Solutions Architect (SA) と Cloud Support Engineer (CSE) の新卒向け短期インターンシップを開催します。今回の記事では昨年度 AWSジャパンで行われた SA 短期インターンシップについてご紹介します。

 

Amazon のウェブサイトを自分が設計するとすれば、どのようなインフラストラクチャーを構築すればよいでしょうか?
全世界にスケール。数億人規模のユーザー。とてつもない技術的な困難が予期されます。

 

ソリューションアーキテクト(SA)とは

ソリューションアーキテクトは、お客様の既存システムのクラウド移行や新しいテクノロジーを活用したイノベーションを牽引し、お客様にとって最適なソリューションを提供するエンジニアポジションです。 具体的にはお客様のCXOやエンジニアの方々と議論を交わし、パフォーマンスやコスト、セキュリティ、運用のしやすさといった様々な観点からお客様の状況に最適なアーキテクチャの設計支援を行います。その他にもお客様の開発・運用時に技術的な相談に乗ったり、エンジニア向けイベントに登壇したり、テクニカルコンテンツを執筆したりと活動は多岐にわたります。

様々なバックグラウンドを持つ人たちがソリューションアーキテクトとして活躍しています

 

SA 短期インターンシップの概要

2018 年 8 月 6 日 〜 10 日にわたって、ソリューションアーキテクトの仕事を体験できる 5 日間の短期インターンシップをAWSジャパン目黒オフィスにて開催しました。インターンシップのプログラムでは、AWS のサービスを組み合わせてお客様の課題解決を技術的に支援する ソリューションアーキテクト の業務を想定して、学生 3〜4 名チームで実在する大規模コンシューマー向けサービスを実現するアーキテクチャを設計し、その内容を他のインターン参加者や社員に対して発表するという課題に取り組みました。

 

世界中から集められた植物たちに囲まれるオフィスの中で 5 日間アーキテクチャ設計をとことんまで考え抜きました

 

短期インターンシップには理系文系、学部大学院を問わず多数の参加者にお集まり頂きました。インターンシップの序盤にはAWSの基礎知識に関する講義や、実際に手を動かすワークショップが用意されているため、AWSの利用経験がなくともAWSを利用したシステム設計の醍醐味を体験できるプログラムとなっています。以下はインターンシップにおける実際のスケジュールです。

<Day 1>
【AM】 AWSジャパンの概要 | 主な AWS サービスの紹介
【PM】セキュリティと運用管理 | データベースと分析サービス | IoT, Machine Learning | Severless 関連サービス

<Day 2>
【AM】サーバーレスワークショップ   動画分析サービスの実装
【PM】チーム別アーキテクチャ設計・開発

<Day 3, 4>
【AM】/【PM】アーキテクチャ設計・開発

<Day 5>
【AM】アーキテクチャ設計・開発
【PM】AWSジャパン全社員に向けた 2分間のプレゼンテーションとポスター発表 | SA による最終投票 | 懇親会

 

インターンシップ中の様子

インターンシップは AWS の基礎的な部分から、IoT や機械学習サービスまでを概観する講義から始まり、2 日目には初めて AWS を触る方でも取り組みやすいようなサーバーレスワークショップを開催しました。ワークショップでは、EC2 のようなサーバーを用いずに Amazon Rekognition を用いて人の画像を動画から検出し、 AWS Lambda から通知を行うサーバレスアプリケーションの実装を手を動かして体感しました。

2日目午後から5日目午前にかけては、実際にチームに分かれて対象サービスのアーキテクチャ設計や、一部プロトタイプの開発、発表資料作成を行いました。設計を考えていく中で生じた悩みについては、お客様に日々アーキテクチャの提案をしている現役ソリューションアーキテクトや、データベースやネットワークなどの各技術分野におけるスペシャリストに気軽に相談できるブース(オフィスアワー)が設けられており、アーキテクトに関わる技術的な質問で各ブースは大盛況でした。

ランチセッションではお客様の問い合わせに技術的な観点で回答をするクラウドサポートエンジニアや、有償のコンサルテーションによりお客様のシステム導入を支援するプロフェッショナルサービスといった他部署の社員の話を聞くことで、AWSジャパンの組織全体や、他チームとソリューションアーキテクトの関わりを学びました。

 

ポスターセッションでは、各自が作成したポスターの前で、他のチームや社員に対してアーキテクチャの詳細な説明を行います

工夫した点はどこか、データの流れはどうなっているのか、コストはどれぐらい掛かるのか、複数の選択肢からこの構成を選んだ理由は何なのか。様々な質問が飛び交う中、自分たちが考えたアーキテクチャについて熱心に説明している様子が印象的でした

 

インターンシップ最終日には成果発表がありました。各チームが考えたアーキテクチャやビジネス上の課題について 2 分間のプレゼンテーションを壇上で行い、その後各ブースでポスターを用いて構成したアーキテクチャの説明をします。次に 社員と参加した学生による投票を行い、上位 6 チームがファイナリストとしてファイナルセッションに進みました。

ファイナルセッションでは、各チーム 5 分間の発表を行い、ソリューションアーキテクトが最終審査を行いました。最終審査では、ユーザー数が増加した場合にも技術的に正しく動作する設計であるか判断されると同時に、お客様のビジネス上の課題を解決できているかに対しても評価が行われており、ソリューションアーキテクトに求められる技術力と Amazon の Customer Obsession の文化を体験して頂きました。

 

真剣な眼差しで学生チームの発表を聞く現役ソリューションアーキテクト

 

インターンシップ参加者の声

最後に、インターンシップ終了後に学生の皆さんから頂いたアンケートの感想をご紹介します。

「インターンに参加するまで漠然としたイメージであったクラウドとSAの仕事について、以前よりも理解を深めることができた」

「ランチセッションで率直なお話を聞くことができ、AWSでの女性の働き方を具体的に知ることができました」

「インプットとアウトプットを講義とグループワークの両方でするため、AWS だけでなくネットワークやバックエンド全般の知識が急速に身につきました」

「現役  SA の方から毎日フィードバックをもらう機会があり、普段考えないようなサイズのグローバルなサービス設計を体験できた」

「AWS のアカウントで自由に AWS のサービスを体験できたのがとても良い経験でした」

「設計だけに留まらずデモの実装までできたことが面白く、 手を動かして実装まで至ったので大きな達成感がありました」

 

 

2019 年 夏季開催 短期インターンシップ募集のお知らせ

AWSジャパンでは 2021 年卒の学生を対象とした選考直結型のインターンシップを開催しております。本年度は大阪での短期インターンシップも計画しており、西日本の学生の方も気軽にインターンシップにご参加頂けるようになりました。ご興味のある方は是非 インターンシップ専用採用サイト から詳細をご覧下さい。本年度も前年以上に充実して皆様に楽しんで頂けるインターンシップとなるよう社員一同鋭意努力してまいりますので、皆様のご応募をお待ちしております。

次回は昨年度の クラウドサポートエンジニア 新卒向け短期インターンシップ の様子をご紹介致します。また、近日中に https://amazon.jobs にて通年で随時ご案内予定の SA 長期インターンシップ の体験談も掲載予定です。

 

ソリューションアーキテクト 岩井 泰児

シニアマネージャー プリンシパルソリューションアーキテクト 荒木 靖宏