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AWS Summit Tokyo 2026 における Database 関連の注目セッションのご紹介

日本最大の「AWS を学ぶイベント」、AWS Summit Tokyo が 2026年6月25日(木)、26日(金) の2日間にわたり幕張メッセで開催されます。AWS Summit は、クラウドコンピューティングコミュニティが一堂に会して、アマゾン ウェブ サービス (AWS) に関して学習し、ベストプラクティスの共有や情報交換ができる、AWS に興味がある全ての皆様のための無料のイベントです。

今回はその中から データベース関連の注目セッション を、以下の 4 つのテーマに沿ってご紹介します。

  1. AI × データベース ― 生成 AI やエージェントがデータベースの移行・運用をどう変えるか
  2. 分散 SQL の最前線 ― Amazon Aurora DSQL のアーキテクチャから実装・検証まで
  3. コストとパフォーマンスの最適化 ― 既存環境の見直しとキャッシュ基盤の刷新
  4. データモデリング実践 ― DynamoDB の設計力を引き上げる

今年のデータベースセッションは、この 4 つの潮流を押さえれば全体像が見えてきます。気になるテーマからぜひチェックしてみてください。


1. AI × データベース

AI エージェントをデータベースの移行や運用に活用する実践的なセッションです。「移行のコード変換を自動化したい」「運用の検知・対応を AI に任せたい」「エージェントの記憶をどう永続化するか知りたい」という方に。

(DAT302) AI エージェントで切り拓く商用 DB から Amazon Aurora への移行 ―コード変換の実践手法とお客様検証事例

6月25日(木) 13:30–14:10

商用 DB 移行のコード変換、AI エージェントでどこまで自動化できるか? ― 数千行のストアドプロシージャや動的 SQL の変換は、移行を諦める理由になりがちです。本セッションでは、AWS DMS によるルールベース変換と AI エージェントによる変換を組み合わせた新しいアプローチを解説します。変換ルールやコーディング規約を自然言語で指示し、変換・テスト・突合を自動で繰り返すワークフローにより、従来ツールでは困難だったコードをどこまで自動化できるのか、2 社のお客様検証事例と具体的な数値結果を交えてお伝えします。セッション後すぐに PoC を始められるワークショップやサンプルスクリプトもご案内します。

(DAT358) AI エージェントで実現するデータベース運用:検知・推奨・最適化

6月26日(金) 13:00–13:40

本番障害が起きる前に、AI が問題を見つけて対処法まで提案してくれたら? ― Amazon RDS、Amazon Aurora、Amazon Redshift を監視・分析する AI エージェントの実装方法を紹介します。パフォーマンスボトルネックの検知からクエリパターンの可視化、最適化戦略の提案まで、AI によるインサイトでデータベースモニタリングを強化する方法を学べます。

(DEV303) AWS サービスを使ったエージェントのメモリ実装パターン

6月25日(木) 12:30–12:50|シアターセッション

AI エージェントの「記憶」をどのデータベースに保存すべきか? ― 過去の会話履歴をもとに AI がアクションを実施するための重要機能であるメモリについて、AWS のデータベースサービスをメモリストアとして選択する際のポイントを考察します。


2. 分散 SQL の最前線

ついに一般公開された Amazon Aurora DSQL。マルチリージョンでの強い整合性をサーバーレスで実現する分散 SQL データベースを、アーキテクチャ・設計・実プロダクト検証の 3 つの角度から掘り下げます。

(DAT338) Amazon Aurora DSQL Deep Dive ― 内部アーキテクチャの設計思想と実装の勘所

6月26日(金) 12:00–12:40

Aurora DSQL はなぜ軽量な接続と低レイテンシを実現できるのか? ― OLTP ワークロードに最適化されたサーバーレスの分散 SQL データベースである Aurora DSQL が、トランザクションをどのように処理するかを内部コンポーネントの役割に沿って図解します。特に中核コンポーネントである Query Processor の内部動作を掘り下げ、実装パターンや考慮事項を設計意図とともに整理します。

(AIM252) Kiro でつくる!Amazon Aurora DSQL の特性を活かしたスキーマ設計

6月25日(木) 13:30–13:50|シアターセッション

分散 SQL のスキーマ設計、何から始めればいい? ― 「分散 SQL データベースを使ったことがないから設計がわからない…」という方に向けて、Kiro Powers を使ったスキーマ設計支援の方法をデモで紹介します。

(ANT333) 実プロダクトで検証する Amazon Aurora DSQL の可能性と制約

6月26日(金) 14:00–14:20|シアターセッション

実際のワークロードで Aurora DSQL はどこまで使えるのか? ― モバイルゲームのシャーディング DB を Aurora DSQL へリフトした場合の性能・コスト・運用性を実プロダクト規模で検証。ベンチマーク結果や制約など実践的な知見を共有します。


3. コストとパフォーマンスの最適化

「今の構成でコストを下げつつパフォーマンスも上げたい」「キャッシュ基盤をモダナイズしたい」という方に。

(DAT318) 実践!Amazon RDS と Amazon Aurora のコスト最適化とパフォーマンス向上

6月25日(木) 14:30–15:10

コスト削減とパフォーマンス向上は両立できる。 ― 架空の企業 AnyCompany が直面する課題を通して、コンピューティング、ストレージ、バックアップの各要素でコストを最適化しながらパフォーマンスを向上させるベストプラクティスを学びます。CloudWatch Database Insights を使ったワークロード特定の手法も実践形式でご説明します。

(DAT456) より速く、より安く、より良く ― Valkey がもたらすキャッシュ基盤の革新

6月26日(金) 16:00–16:40

スループット 230% 向上、メモリ 40% 削減、コスト 33% 削減 ― キャッシュ基盤を一新しませんか? ― 2024 年に誕生したオープンソースプロジェクト Valkey は、マルチスレッドアーキテクチャや効率型辞書により、キャッシュ技術に革新をもたらしています。Valkey と Amazon ElastiCache が実現する高スケーラビリティ・高可用性の Serverless 構成まで、キャッシュ基盤の未来に迫ります。


4. データモデリング実践

DynamoDB をフル活用するためのデータモデリング手法と、最新機能による設計の変化を学べるセッションです。

(DAT340) Amazon DynamoDB アドバンスドデータモデリング

6月26日(金) 14:00–14:40

「DynamoDB の設計、これで合っているのか?」という不安を解消。 ― DynamoDB の基礎と設計原則を通じて「DynamoDB データモデリングの考え方」を習得し、複雑なユースケースに対応するための実践的な戦略と機能を解説します。

(CNS204) マルチキーサポートで変わる Amazon DynamoDB の GSI 戦略

6月25日(木) 13:00–13:20|シアターセッション

GSI の設計パターンが変わる ― マルチキーサポートで何が可能に? ― 2025 年に追加されたグローバルセカンダリインデックス (GSI) のマルチキーサポートにより、従来の GSI 設計がどのように変わるかをデモを交えて解説します。


データベース関連ブースのご案内

セッションだけでなく、EXPO 会場内のブースでもデータベースに関する技術デモや個別相談を実施しています。セッションで気になったトピックを、ブースでさらに深掘りできます。

商用データベースを Amazon RDS で最適化

Oracle / SQL Server / Db2 からの移行相談、Oracle Database@AWSに関する最新情報など

生成 AI でデータベース業務を効率化

AI エージェントによるデータベース運用のデモ・技術相談

AWS マネージドデータベース

Amazon Aurora、DSQL、DynamoDB の可用性、スケーラビリティに関するデモ・技術相談

Neptune(オントロジーナレッジグラフ for AI エージェント)

ナレッジグラフ、オントロジー管理のユースケース

AWS Transform によるモダナイゼーション

モダナイゼーション全般のご相談


まとめ

AWS Summit Tokyo 2026 のデータベースセッションは、どのテーマも「明日から使える実践知」を重視した内容になっていますので、ぜひ興味のあるセッションに足を運んでみてください。

一部のセッションは既に満席となっております。気になるセッションがあればお早めにご登録ください。

AWS Summit Tokyo 2026 登録ページ


著者

長久保 武 データベース スペシャリスト ソリューションアーキテクト