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AWS TransitGateway が大阪リージョンでご利用いただけます
みなさん、こんにちは。アマゾン ウェブ サービス ジャパン、シニアエバンジェリストの亀田です。
AWS Transit Gateway が大阪リージョンでご利用いただけるようになりましたのでお知らせいたします。
AWS Transit Gateway
Transit Gateway は、中央ハブを介して VPC とオンプレミスネットワークを接続しクラウドルーターとして機能するため、複数VPCの接続などで VPC Peering を用いた複雑なピア接続関係ネットワークを簡素化することができます。データは自動的に暗号化され、インターネットを介して移動することはありません。また、IPv4 環境だけではなく IPv6 環境をサポートします。
数千の Amazon VPC にまたがるアプリケーションを構築する際、個別 VPC の Peering やルートテーブルを更新せずに新しい接続関係を作成することが可能になります。新しい VPC を追加でアタッチする場合、その CIDR が、既にアタッチされている別の VPC と同一である場合、Transit Gateway では、新しい VPC のルートを ルートテーブルに伝播しないため、異なる CIDR 持つ必要があることをVPC作成時点で留意いただく必要があります。この際、静的ルーティングは行われず、BGPによりルートは自動でアドバタイスされ、BGP セッションはGeneric Routing Encapsulation (GRE) トンネル上に確立されます。
VPC接続だけではなく、AWS Direct Connect ゲートウェイを追加して、オンプレミスネットワークトのルーティングも管理を行えます。
異なるリージョン間の Transit Gateway をピアリング接続させるための、Peering 接続は 2021 年 4 月 27 日時点で、大阪リージョンで未サポートですので、リージョンをまたぐ接続は従来通りVPC Peering をご利用いただくことなります。また同様に、Transit Gateway はマルチキャスト IGMP をサポートしており、アプリケーションを再設計することなく、マルチキャストアプリケーションを AWS 上にホストすることもできますが、現時点で大阪リージョンにはまだ未対応ですのでご留意ください。これらの機能のご要望をお持ちのお客さまは是非サポートまでご意見をお寄せください。
– シニアエバンジェリスト 亀田