Amazon Web Services ブログ
週刊AWS – 2021/12/13週
みなさん、こんにちは。ソリューションアーキテクトの下佐粉です。
今週も週刊AWSをお届けします。
私はずっと在宅勤務なので季節の変化を肌で感じる機会が少な目なのですが、ある日部屋の湿度計で湿度が30%を切ってしまっていることに気付いて、あわてて加湿器をセットしました。秋までは何もしなくても湿度を保てていたのですが、やはり冬は乾燥しますね(エアコンを入れるせいもあると思いますが)。
さて、月初に終了したAWS re:Invent 2021ですが、ホームページ(視聴にはログインが必要です)では、オンデマンドでセッションを閲覧することができます。開催時点では英語字幕だけだったセッションも、その後日本語字幕が次々と追加されていまして、今は多くが日本語字幕ありでご覧いただけます。多様なセッションがありますのでぜひご覧ください。
それでは、先週の主なアップデートについて振り返っていきましょう。
2021年12月13日週の主要なアップデート
- 12/13(月)
- Now Open – AWS Asia Pacific (Jakarta) Region | AWS News Blog
以前より予告されていたジャカルタ(インドネシア)リージョンが利用可能になりました。API名はap-southeast-3です。世界全体では合計26リージョン、AZ数は合計84になりました。 - Amazon EC2 C6i インスタンスが新たに 10 つの追加リージョンで利用可能に
Amazon EC2 C6iインスタンスが利用できるリージョンが追加になりました。東京リージョンも含まれます。また同時に、R6i、M6iの利用可能リージョン追加も発表されています。東京には以前よりM6iはありましたが、他が今回追加されことで第3世代Intel Xeonスケーラブルプロセッサ(Ice Lake)搭載のEC2インスタンスが複数種から選択いただけるようになりました。 - Amazon EMR で、単一の EMR クラスターで AWS Graviton2 ベースのインスタンスと非 Graviton2 インスタンスを混在させる場合に複数のカスタム AMI を使用することが可能に
Amazon EMRの単一のクラスターの中でAWS Graviton2ベースのインスタンス(Armアーキテクチャ)と非Graviton2のインスタンス(x64アーキテクチャ)を混在させることができるようになり、より柔軟なクラスター構成が構築できるようになりました。 - Amazon Lookout for Vision がエッジでの製品の欠陥の目視検査のサポートを開始
Amazon Lookout for Vision はイメージの異常を発見する機械学習 (ML) サービスです。今回このMLモデルを、エッジデバイス(工場等、データが発生する現地に配置されたデバイス)に転送して異常検出できるようになるプレビューが開始になりました。
- Now Open – AWS Asia Pacific (Jakarta) Region | AWS News Blog
- 12/14(火)
- AWS Direct Connect がインドネシアの 2 つの新しいロケーションを発表
上に書いた、ジャカルタリージョン開設に関連する発表ですが、ジャカルタに2つの新しいAWS Direct Connect (DX) ロケーションが開設されました。DXロケーションは一般的にはオンプレミス環境から専用線でAmazon VPCに接続する経路を作るためのものですが、例えばDirect Connect SiteLinkを使うことで、AWSのバックボーンをつかったオンプレミス間の接続のためにも利用いただけます。
- AWS Direct Connect がインドネシアの 2 つの新しいロケーションを発表
- 12/16(木)
- AWS Ground Station Launches a New Antenna Location in Punta Arenas in Preview
AWS Ground Stationが新しくサンパウロリージョンで利用可能になり、アンテナロケーションとしてチリのプンタ・アレーナスがプレビュー提供可能になりました。AWS Ground Stationは、衛星通信のコントロール、衛星データの処理、衛星運営のスケーリングを可能にする完全マネージド型のサービスです
- AWS Ground Station Launches a New Antenna Location in Punta Arenas in Preview
今週は発表内容が少なめでしたね。最後に1つ新機能ではないのですが、1つ発表を紹介します。
– ISMAP Customer PackageがAWS Artifactに追加されました。
AWSは日本の政府調達におけるクラウドサービス評価制度である「政府情報システムのためのセキュリティ評価制度(ISMAP)」に登録されていますが、このたびセルフサービスポータルであるAWS Artifactから、ISMAP Customer Package が入手できるようになりした。日本語・英語両方ありますので、ご興味ある方はぜひ上記リンクを確認してみてください。
今年もほぼ毎週更新してきた週刊AWSですが、次号が本年最後の予定です(通常とは違う曜日に出すかもしれません)。
それでは、また来週!
ソリューションアーキテクト 下佐粉 昭 (twitter – @simosako)