Amazon Web Services ブログ
週刊AWS – 2026/1/5週
みなさん、あけましておめでとうございます。ソリューションアーキテクトの杉山です。
年末年始はどのように過ごされましたか。私は「あなたのチームは、機能してますか?」という本を読み、チームワークの本質について考えさせられました。本に書いている文章そのままではないのですが、良いチームとは「調和を保つチーム」ではなく、「建設的な衝突を恐れないチーム」である、という点が印象に残っています。最高の成果を出すためには、時に激しく議論することが必要となる。また、激しく議論したとしても互いに信頼しあう「心理的安全性」が重要であるという内容も含まれており、とても示唆に富む内容でした。
それでは、先週の主なアップデートについて振り返っていきましょう。
2026年1月5日週の主要なアップデート
- 1/5(月)
- EC2 Capacity Manager に Spot 中断メトリクスが追加されました
EC2 Capacity Manager に Spot インスタンスの中断メトリクスが新たに追加されました。今回のアップデートにより「Spot Usage Total Count (実行された Spot インスタンスの数)」「Spot Total Interruptions (中断された数)」「Spot Interruption Rate (中断された割合)」の 3 つの新しいメトリクスが利用可能になりました。Spot インスタンス利用状況や中断率をリージョンやアベイラビリティーゾーン別に分析でき、データに基づいた Spot インスタンスの利用戦略を立てやすくなります。全ての商用リージョンで追加料金なしで利用できます。詳細はこちらのドキュメントをご参照ください。
- EC2 Capacity Manager に Spot 中断メトリクスが追加されました
- 1/6(火)
- AWS Config が 21 の新しいリソースタイプをサポート
AWS Config は、Amazon EC2、Amazon SageMaker、Amazon S3 Tables を含む主要サービスにわたって 21 の追加 AWS リソースタイプをサポートするようになりました。EC2 のサブネット CIDR ブロック、CloudFront の Key Value Store、Route 53 の DNSSEC などのリソースタイプが含まれています。これにより AWS 環境全体でより幅広いリソースの設定変更を自動追跡できるようになり、コンプライアンス監査やセキュリティチェックの範囲が拡張されます。 - Amazon MQ が RabbitMQ ブローカーの HTTP ベース認証をサポート開始
Amazon MQ で RabbitMQ ブローカーが HTTP ベースの認証をサポートしました。m7g インスタンス で RabbitMQ 4.2 以上を稼働している場合に利用できます。外部の HTTP サーバーを使った認証・認可が可能になります。これまでは内部の認証機能に限定されていましたが、既存の認証基盤や LDAP サーバーとの連携が容易になり、より柔軟なセキュリティ設定を実現できます。設定ファイルの編集で簡単に導入可能です。詳細はこちらのドキュメントをご参照ください。 - Amazon ECS が AWS Fargate と ECS マネージドインスタンスで tmpfs マウントをサポート
Amazon ECS で tmpfs マウント機能が Fargate と ECS Managed Instances でも利用できるようになりました。tmpfs はメモリベースの一時ファイルシステムで、従来のストレージよりも高速なアクセスが可能です。キャッシュや一時ファイル、短期間の認証情報保存に最適で、タスク終了時にデータが自動削除されるためセキュリティ面で向上するメリットがあります。詳細はこちらのドキュメントをご参照ください。
- AWS Config が 21 の新しいリソースタイプをサポート
- 1/7(水)
- Amazon EC2 C8i および C8i-flex インスタンスが追加の AWS リージョンで利用可能になりました
Amazon EC2 の新しいインスタンスタイプ C8i と C8i-flex が東京、ソウル、ムンバイリージョンで利用開始されました。Intel Xeon 6 プロセッサを搭載し、前世代の C7i と比較して 20% の性能向上を実現します。Web アプリケーションでは 60% 高速化、AI 推論では 40% 高速化など、大幅なパフォーマンス向上が期待できます。C8i-flex は Web サーバーやデータベース向け、C8i はメモリ集約型ワークロード向けに最適化されています。詳細はこちらの Blog 記事をご参照ください。 - Amazon Managed Workflows for Apache Airflow での Apache Airflow 2.11 サポートの発表
Amazon MWAA (Managed Workflows for Apache Airflow) で Apache Airflow 2.11 がサポート開始されました。MWAA は、データパイプライン構築をクラウドで簡単に管理できるサービスです。今回のアップデートでは Python 3.12 対応や、トリガーベーススケジューリングなど Apache Airflow 3 への移行準備に役立つ機能が追加されています。AWS Management Console から数クリックで新環境を作成でき、データ処理ワークフローの運用がより効率的になります。詳細はこちらのドキュメントをご参照ください。 - Client VPN のオンボーディングを Quickstart セットアップで簡素化
AWS Client VPN で新しい Quickstart セットアップが利用できるようになりました。これまで Client VPN エンドポイントの作成には多くの設定ステップが必要でしたが、Quickstart では IPv4 CIDR、サーバー証明書 ARN、サブネット選択の 3 つの入力だけで簡単にセットアップできます。開発チームがテスト環境への VPC リモートアクセスを素早く構築したい場合に有効です。VPC 作成時には自動的に Quickstart ワークフローが提案され、作成完了後すぐにクライアント設定ファイルをダウンロードして接続できます。詳細はこちらのドキュメントをご参照ください。
- Amazon EC2 C8i および C8i-flex インスタンスが追加の AWS リージョンで利用可能になりました
- 1/8(木)
- AWS Lambda が .NET 10 のサポートを追加
AWS Lambda で .NET 10 がサポート開始されました。これにより開発者は最新の .NET 機能を使ったサーバーレスアプリケーションを構築できるようになります。.NET 10 は長期サポート版 (LTS) のため、2028 年 11 月までの長期間サポートが提供されています。マネージドランタイムとコンテナ両方で使用でき、自動アップデートも適用されます。全リージョンで利用可能です。詳細はこちらの Blog 記事をご参照ください。 - Amazon Quick がサードパーティ AI エージェントを追加し、組み込みアクションライブラリを拡張
Amazon Quick が Box や Canva、PagerDuty などのサードパーティ AI エージェントとの連携機能を拡張しました。従来は複数のアプリケーション間を切り替える必要がありましたが、今回のアップデートにより Quick の単一インターフェースから様々なツールを操作できるようになりました。例えば PagerDuty でインシデント分析を行い、その結果を基に Canva でプレゼン資料を作成し、Box のドキュメントを検索するといった一連の作業を Quick 内で完結できます。詳細はこちらのドキュメントをご参照ください。 - Amazon MQ が RabbitMQ ブローカーで相互 TLS を使用した証明書ベース認証をサポート
Amazon MQ の RabbitMQ ブローカーで、mTLS を利用した X.509 クライアント証明書による認証機能が追加されました。従来のユーザー名とパスワード認証に加えて、より安全な証明書ベース認証が利用可能になり、企業システムでよく使われる PKI 基盤との連携が簡単になります。RabbitMQ 4.2 以上と M7g インスタンスで利用でき、設定ファイルを編集するだけで有効化できます。詳細はこちらのドキュメントをご参照ください。
- AWS Lambda が .NET 10 のサポートを追加
- 1/9(金)
- Amazon Lightsail でより大きなマネージドデータベースバンドルの提供を発表
Amazon Lightsail でより大きなマネージドデータベースバンドルが利用できるようになりました。最大 8 vCPU、32GB メモリ、960GB SSD ストレージという高性能な構成で、MySQL と PostgreSQL データベースを構築できます。従来のバンドルでは処理しきれなかった大規模なデータ処理や多数の同時接続が必要な本格的なプロダクションワークロードに対応可能です。e コマースサイトや CMS、BI アプリケーション、SaaS 製品などの運用に最適で、全リージョンで利用開始できます。
- Amazon Lightsail でより大きなマネージドデータベースバンドルの提供を発表
それでは、また来週お会いしましょう!