Amazon Web Services ブログ
週刊AWS – 2026/2/16週
みなさん、こんにちは。ソリューションアーキテクトの西村です。
今週も 週刊AWS をお届けします。
いきなりですが、AWS Builder Center はご存じですか?ハンズオンワークショップで生成 AI やサーバーレスアーキテクチャを実践したり、コード例やチュートリアルで具体的な実装方法を学んだり、AWS Heroes や Community Buildersと繋がって知見を共有したり。さらに、AWS 製品チームへのフィードバックや機能提案もできます。技術記事、ユーザーグループ、実践的なラボまで、ビルダーに必要なリソースが一箇所に集約されている、それが AWS Builder Center です!今週の週刊 AWS で気になったトピックがあれば、Builder Center でさらなる知識の深掘りもいかがですか?
それでは、先週の主なアップデートについて振り返っていきましょう。
2026年2月16日週の主要なアップデート
- 2/16(月)
- Amazon EC2 がネスト仮想化をサポート
Amazon EC2 でネスト仮想化がサポートされ、EC2 インスタンス内に更に仮想環境を作成できるようになりました。従来はベアメタルインスタンスでしかネスト仮想マシンを作成できませんでしたが、通常の EC2 インスタンス上でも KVM や Hyper-V を実行可能になります。モバイルアプリのエミュレーター実行や自動車の車載システムシミュレーション、Windows 環境での Linux 実行など、より柔軟な仮想環境構築が可能です。 - AWS Backup が AWS 上の SAP HANA に対する PrivateLink サポートを発表
AWS Backup が SAP HANA システム向けに AWS PrivateLink をサポート開始しました。これまで SAP HANA のアプリケーション通信は PrivateLink を使ってプライベートネットワーク経由にできましたが、バックアップ通信はパブリックエンドポイントを経由する必要がありました。今回のアップデートで、バックアップトラフィックもプライベートネットワーク経由でルーティングできるようになり、インターネットを経由しない完全にプライベートな通信が実現します。金融、医療、政府機関など規制の厳しい業界では HIPAA や PCI DSS などのコンプライアンス要件でプライベート通信が求められることが多く、このアップデートによりエンドツーエンドでプライベートなデータ保護戦略を実装できます。詳細はこちらのドキュメントをご参照ください。 - Amazon DocumentDB 5.0 での長期サポート (LTS) の発表
Amazon DocumentDB 5.0 で長期サポート (LTS) の提供が開始されました。LTS 版ではデータベースのアップグレード頻度とメンテナンス負荷を大幅に軽減できます。新機能の追加は行わず、重要な安定性とセキュリティパッチのみを適用するため、本番環境での安定運用を重視する企業にとって理想的な選択肢です。詳細はこちらのドキュメントをご参照ください。 - Amazon Aurora が保存時のサーバーサイド暗号化をサポート
Amazon Aurora で新しく作成するデータベースクラスターに対して、デフォルトで暗号化が自動適用されるようになりました。これまで手動で設定が必要だった暗号化が、今後は新規作成時に自動で有効になります。AWS が管理する暗号化キーを使用するため、コストやパフォーマンスへの影響はありません。セキュリティ設定の手間を省きつつ、データ保護を強化できるのがメリットです。詳細はこちらのドキュメントをご参照ください。 - AWS Glue 5.1 が 18 の追加リージョンで利用可能に
AWS Glue 5.1 が新たに大阪リージョンを含む 18 のリージョンで利用可能になりました。AWS Glue はサーバーレスなデータ統合サービスで、複数のデータソースからデータを発見・準備・移動・統合できます。AWS Glue 5.1 では Apache Spark 3.5.6 や Python 3.11 への対応により性能とセキュリティが向上し、これまで読み取り専用だった Lake Formation のアクセス制御が書き込み操作にも対応しています。
- Amazon EC2 がネスト仮想化をサポート
- 2/17(火)
- Claude Sonnet 4.6 が Amazon Bedrock で利用可能に
Amazon Bedrock で Claude Sonnet 4.6 が利用可能になりました。このモデルは従来の Claude Sonnet 4.5 から大幅にアップグレードされ、コーディングやエージェント機能、ビジネス業務において優秀な性能を発揮します。企業では表計算作成、コンプライアンス確認、データ要約などの専門的な業務に活用でき、高品質な結果を効率的に得られます。詳細はこちらのリリース記事をご参照ください。 - Amazon Connect でエージェントの休暇申請がドラフトスケジュールに含まれるようになりました
Amazon Connect でエージェントの休暇申請がドラフトスケジュールに含まれるようになりました。これまでは、特定の日にエージェントがスケジュールされていない理由を確認するのに、別の休暇スケジュールを確認して再調整する必要がありました。このアップデートにより、例えば来月のスケジュール作成時に、普段月〜金で働くエージェントが最初の週にいない理由が休暇取得だとすぐに判明します。スケジュール管理者は公開前にカバレッジ不足を素早く特定し調整できるため、より効率的な運用が可能になります。詳細はこちらのドキュメントをご参照ください。 - Amazon Aurora MySQL 3.12 (MySQL 8.0.44 互換) が一般提供開始
Amazon Aurora MySQL の最新バージョン 3.12 が提供開始されました。MySQL 8.0.44 に対応し、セキュリティ強化やバグ修正に加え、可用性が向上しています。既存のデータベースから手動アップグレードまたは自動更新設定が可能で、ダウンタイムを最小限に抑えながら最新機能を利用できます。高いパフォーマンスと安定性を求めるアプリケーションに最適で、全ての Aurora MySQL 対応リージョンで利用可能です。
- Claude Sonnet 4.6 が Amazon Bedrock で利用可能に
- 2/18(水)
- Amazon OpenSearch Service が Graviton4 (c8g、m8g、r8g) インスタンスのサポートを拡張
Amazon OpenSearch Service で最新の Graviton4 ベース EC2 インスタンス (c8g, m8g, r8g, r8gd) のサポートが拡張されました。Graviton4 は従来の Graviton3 と比べて最大 30% のパフォーマンス向上を実現し、コンピュート集約型、汎用、メモリ集約型ワークロードで最高の価格性能比を提供します。大阪リージョンなど 12 の新しいリージョンでも利用可能となり、より幅広い地域でコスト効率の高い検索・分析処理が可能になります。詳細はこちらの Blog 記事をご参照ください。 - Amazon Aurora DSQL が Kiro powers と AI エージェントスキルと統合
Amazon Aurora DSQL が Kiro powers と AI エージェントスキルと統合し、AI エージェントの支援でデータベースアプリケーション開発が大幅に効率化されました。これまで手動で行っていたスキーマ設計や性能最適化を AI がサポートし、開発者は事前知識がなくても安心して Aurora DSQL を活用できます。Kiro IDE でワンクリックインストールでき、Claude や Cursor など主要な AI コーディングエージェントで利用可能です。 - AWS Certificate Manager が新しいガイドラインに準拠するため、デフォルトの証明書有効期間を短縮
AWS Certificate Manager (ACM) でパブリック証明書の有効期限が 395 日から 198 日に短縮されました。これは 2026 年のセキュリティ標準強化に先立つ対応で、証明書の更新頻度が上がることでセキュリティが向上します。既存証明書はそのまま利用でき、自動更新も継続されるため追加作業は不要です。さらに、エクスポート可能証明書の価格が約半額に下がり (15 ドル→7 ドル)、コスト削減にもつながります。詳細はこちらのドキュメントをご参照ください。
- Amazon OpenSearch Service が Graviton4 (c8g、m8g、r8g) インスタンスのサポートを拡張
- 2/19(木)
- Amazon EC2 M8i-flex インスタンスが東京リージョンで利用可能に
Amazon EC2 M8i-flex インスタンスが東京、ソウル、シンガポール、マレーシア、フランクフルト、カナダ中央リージョンで利用開始されました。Intel Xeon 6 プロセッサを搭載し、従来の M7i-flex と比較して 15% のコストパフォーマンス向上と 2.5 倍のメモリ帯域幅を実現します。PostgreSQL で 30%、NGINX で 60%、AI 深層学習で 40% の性能向上が期待でき、Web アプリケーションやマイクロサービスに最適です。詳細はこちらの Blog 記事をご参照ください。 - Amazon EC2 G7e インスタンスが東京リージョンで利用可能に
Amazon EC2 G7e インスタンスが東京リージョンで利用開始となりました。NVIDIA RTX PRO 6000 Blackwell Server Edition GPU を搭載し、従来の G6e と比較して最大 2.3 倍の推論性能を実現します。大規模言語モデル (LLM) や生成 AI モデルの展開に最適で、最大 8 GPU と GPU あたり 96 GB のメモリを提供します。グラフィックス処理と AI 処理の両方が必要な空間コンピューティングワークロードで最高のパフォーマンスを発揮し、マルチモーダル AI アプリケーションの構築がより効率的になります。
- Amazon EC2 M8i-flex インスタンスが東京リージョンで利用可能に
- 2/20(金)
- Amazon RDS for Oracle が 2026 年 1 月リリース更新と Spatial パッチバンドルをサポート
Amazon RDS for Oracle が 2026 年 1 月のリリースアップデート (RU) に対応しました。Oracle Database 19c と 21c 向けのセキュリティ修正が含まれており、データベースの安全性が向上します。また 19c 向けには Spatial Patch Bundle も提供され、地理空間データを扱う Oracle Spatial 機能のパフォーマンスと信頼性が改善されます。メンテナンス時間中の自動アップグレードも設定でき、運用負荷の軽減が可能です。詳細はこちらのドキュメントをご参照ください。
- Amazon RDS for Oracle が 2026 年 1 月リリース更新と Spatial パッチバンドルをサポート
2 月もあと1週間です!このままだんだん暖かくなるといいですね!
それでは、また来週!