Amazon Web Services ブログ

週刊AWS – 2026/2/16週

みなさん、こんにちは。ソリューションアーキテクトの古屋です。今週も 週刊AWS をお届けします。

Amazon Web Service Japan 合同会社では、レガシーな Windows アプリケーションで課題を抱えている開発者様向けに、「AWS Transform for .NET セミナー」を毎月開催しています。今年 1 回目となる 1/26 のセミナーを AWS オフィスにて開催し、ご好評をいただきました。本セミナーでは、.NET Framework のモダナイゼーションの考え方を学び、ハンズオンを通じて AWS Transform for .NET を実際に体験いただけます。また、AWS の専門家との意見交換を通じて、モダナイゼーションに向けた具体的なヒントを得ることができます。次回は 2/27 午後に開催予定です。
ご興味のある方は、ぜひ御社営業担当までお問い合わせください!

それでは、先週の主なアップデートについて振り返っていきましょう。

2026年2月9日週の主要なアップデート

  • 2/9(月)
  • 2/10(火)
    • Amazon OpenSearch Serverless でコレクショングループがサポート開始
      Amazon OpenSearch Serverless に Collection Groups という新機能が追加されました。従来は異なる KMS キーを使うコレクション間で OCU (OpenSearch Compute Units) を共有できませんでしたが、この機能により共有が可能になりました。これにより OCU の利用効率が向上し、コスト削減を実現できます。また最小 OCU 設定により起動時から安定したパフォーマンスを確保でき、マルチテナント環境で特に効果を発揮します。詳細はこちらのドキュメントをご参照ください。
    • Amazon Athena が 1 分間の予約と 4 DPU の最小容量をサポート
      Amazon Athena で 1 分単位の Capacity Reservations と最小 4 DPU での予約が可能になりました。従来の最小 24 DPU から 1/6 の容量で開始でき、ワークロードパターンに合わせてより頻繁で細かい調整が可能です。短期間のクエリワークロードでは最大 95 % のコスト削減を実現できます。データスキャン料金は発生せず、予約した容量分のみの支払いとなります。既存の SQL クエリやアプリケーションコードを変更することなく、ワークグループを予約に紐づけるだけで利用開始できるのも魅力です。詳細はこちらのドキュメントをご参照ください。
    • Amazon EC2 C8id、M8id、R8id インスタンスが追加リージョンで利用可能に
      Amazon EC2 の新世代インスタンス C8id, M8id, R8id が新たに追加リージョンで利用可能になりました。東京リージョンでは3タイプすべてが対応し、フランクフルトでは C8id・M8id、スペインでは M8id・R8id が利用できます。Intel Xeon 6 プロセッサー搭載で、前世代比 43% 高性能を実現します。C8id は Web サーバーや動画エンコード、M8id はアプリケーションサーバー、R8id はインメモリデータベースに最適です。リージョン選択肢が増えることで、ユーザーに近い場所でのデプロイが可能となり、レイテンシ改善とコスト最適化を両立できます。詳細はこちらの EC2 インスタンスタイプページをご参照ください。
  • 2/11(水)
    • Amazon Connect がノイズの多い環境向けのオーディオ拡張機能を導入
      Amazon Connect でエージェント側のノイズを除去するオーディオ拡張機能が提供開始されました。コールセンター環境でのノイズや雑談を自動で抑制し、エージェントの音声をクリアにして顧客に届けることができます。従来はノイズの多い環境で音声品質が低下する課題がありましたが、この機能により背景音を除去して音声を分離できるようになりました。Voice Isolation (音声分離) と Noise Suppression (ノイズ抑制) の 2 つのモードから環境に応じて選択可能です。詳細はこちらをご参照ください。
    • AWS Elastic Beanstalk が自動アプリケーションデプロイメント用の GitHub Actions をサポート開始
      AWS Elastic Beanstalk で GitHub Actions を利用した自動デプロイが可能になりました。GitHub リポジトリにコードをプッシュするだけで、アプリケーションが自動的にデプロイされ、開発チームの CI/CD パイプラインが大幅に効率化されます。これまで手動で行っていたデプロイ作業が自動化され、S3 アップロードやバージョン管理も含めて一括処理できます。詳細はこちらをご参照ください。
    • AWS が AWS Data Transfer Terminal の 6 つの新しい拠点を発表
      AWS Data Transfer Terminal が新たに 6 箇所で利用可能になり、東京を含む世界各地でサービスが拡大されました。これにより日本のお客様も物理的にストレージデバイスを持参して、高速ネットワーク経由で大容量データを Amazon S3 などに安全かつ迅速にアップロードできます。国内でのデータ転送が可能になったことで、メディア制作データや機械学習の訓練データなどの大容量ファイルを効率的に AWS に移行できます。詳細はこちらの製品ページをご参照ください。
  • 2/12(木)
    • Amazon Connect が分析ダッシュボードの詳細なアクセス制御を開始
      Amazon Connect のダッシュボードで、部門やチームごとに細かいアクセス制御ができるようになりました。これまでは全てのメトリクスが見えてしまっていましたが、今回のアップデートでリソースタグを活用して、特定のエージェントやキューの分析データを必要な人だけに表示することが可能です。例えば、カスタマーサービス部門のエージェントにタグを付けて、その部門のマネージャーだけがそのメトリクスを確認できるように設定できます。部門間でのデータセキュリティが向上し、より効率的な管理が実現します。詳細はこちらのドキュメントをご参照ください。
    • 新しい Amazon EC2 汎用 M8azn インスタンスの発表
      新しい EC2 M8azn インスタンスの一般提供を開始しました。AMD EPYC 第 5 世代プロセッサー搭載で最大 5GHz の高周波数を実現し、従来の M5zn インスタンスと比較してコンピュート性能が 2 倍向上しています。リアルタイム金融分析や高頻度取引 (HFT)、CI/CD パイプライン、ゲーミングアプリケーションなどの低レイテンシーが求められる用途に最適です。現在、東京リージョンやバージニア北部リージョンなどで利用可能です。詳細はこちらのインスタンスタイプページをご参照ください。
    • AWS Support Center Console の AI トラブルシューティングが 7 つの追加言語をサポート
      AWS Support Center Console の AI トラブルシューティング機能が、英語に加えて日本語など 7 言語をサポートしました。これまで英語のみだったため言語の壁がありましたが、日本語で EC2 の接続エラーなどの問題解決のための AI アドバイスを受けられるようになります。全てのサポートプランで利用できます。詳細はこちらのユーザーガイドをご参照ください。
  • 2/13(金)
    • Amazon Connect が Tasks にリアルタイム AI 搭載の概要と推奨次アクションを提供開始
      Amazon Connect で AI 搭載のタスク概要と推奨アクションが利用できるようになりました。エージェントが返金リクエストなどのタスクを受け取ると、過去の注文確認や返品可否チェックなどの活動を AI が自動要約し、次に取るべきアクションを提案してくれます。これまでエージェントが手動で履歴を確認していた作業が効率化され、より迅速な問題解決が可能です。Connect assistant フローブロックを追加することで機能を有効化でき、ナレッジベースのカスタマイズも可能です。詳細はこちらのドキュメントをご参照ください。
    • AWS Batch でジョブキューと共有使用率の可視化機能を提供開始
      AWS Batch で新しくジョブキューと共有利用率の可視性機能が提供開始されました。この機能により、コンピュートリソースがワークロード間でどう使われているかを詳細に確認できます。従来は見えなかった FIFO キューや公平共有キューの容量使用状況、個別の共有割り当ての消費量が確認可能になり、どのジョブがリソースを最も消費しているかを特定できます。リソース配分の最適化や効率的な運用計画の策定に活用できます。詳細はこちらのドキュメントをご参照ください。

それでは、また来週お会いしましょう!

著者について

古屋 楓 (Kaede Koya) / @KaedeKoya35328

AWS Japan のソリューションアーキテクトとして、多種多様な業界のお客様をご支援しています。特定の技術やサービスに偏らず、幅広い分野のご相談に対応し、技術相談会や各種イベントにて登壇しています。好きな AWSサービスは Amazon Lightsail と Kiro で、シンプルかつ柔軟にクラウドの力を活用できる点がお気に入りです。休日は愛犬 2 匹と静かに過ごしています。