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Amazon Auroraにリーダーエンドポイントが追加されました – 負荷分散と高可用性向上 –
機能向上を行うたびにAmazon Auroraはパワフルかつ簡単にご利用頂けるようになってきました。ここ数ヶ月で、MySQLバックアップからAuroraクラスタを作成する機能や、クロスリージョンレプリケーション、アカウント間でのスナップショットの共有、フェイルオーバー順を指定可能になったり、他のクラウドやオンプレミス環境のデータベースからAuroraへ移行などを追加してきました。
本日、Auroraのリードレプリカの機能を向上する、クラスタレベルのリードエンドポイントを追加しました。皆様のアプリケーションは今まで通り特定のレプリカに対して直接クエリを実行することが可能です。しかし、今回追加したリードエンドポイントを利用するように変更することで、負荷分散や高可用性といった2つの大きな利点を得ることが出来ます。
Load Balancing – クラスタエンドポイントに接続することでDBクラスタ内のリードレプリカ間でコネクションのロードバランシングが可能になります。これは、リードワークロードを分散することで利用可能なレプリカ間でリソースを効率的に活用することができ、よりよりパフォーマンスを得ることが可能になります。フェイルオーバーの際には、もしアプリケーションが接続しているレプリカがプライマリインスタンスに昇格した場合コネクションは一旦クローズされます。その後、再接続を行うことでクラスタ内の他のレプリカにリードクエリを実行することが可能です。
Higher Availability – 複数のAuroraレプリカをAvailability Zone毎に配置し、リードエンドポイント経由で接続することが出来ます。Availability Zoneの可用性の問題が万が一発生した場合、リードエンドポイントを利用することで最小限のダウンタイムでリードトラフィックを他のレプリカに実行可能です。
Find the Endpoint
リーダーエンドポイントはAurora Consoleで確認可能です:
この便利な機能は本日からご利用可能です!