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Amazon Linux AMI 2016.09 の紹介

同僚の Sean Kelly は Amazon Linux AMI チームに所属しています。今回のゲスト投稿では彼が最新バージョンについてご紹介します。

Jeff;


Amazon Linux AMI は Amazon EC2 で使用するために保守管理している Linux イメージです。

Amazon Linux AMI の新しいメジャーバージョンは、1 つ以上のリリース候補を含む公開テスト段階を完了した後に提供します。リリース候補は EC2 フォーラムで告知します。皆様からのフィードバックをお待ちしています。

2016.09 のリリース
AWS は本日、全リージョンと現行世代の EC2 インスタンスタイプすべてに対応する 2016.09 Amazon Linux AMI をリリースしました。Amazon Linux AMI は HVM モードと PV モードの他に、EBS-backed と Instance Store-backed の AMI もサポートします。

この新しいバージョンの AMI はいつもの方法で起動できます。次のコマンドを実行して既存の EC2 インスタンスをアップグレードすることもできます。

$ sudo yum clean all
$ sudo yum update

次にインスタンスを再起動します。

新機能
Amazon Linux AMI のロードマップにはお客様からのリクエストを大いに反映させています。お客様からのリクエストに応え、そして既存の機能一式を最新状態で維持するため、今回のリリースには多数の機能を追加しました。

Nginx 1.10 – 多くのお客様から頂いたリクエストをもとに、Amazon Linux AMI 2016.09 リポジトリには最新で安定性を備えた Nginx 1.10 リリースを含んでいます。最新バージョンをインストールまたはアップグレードするには次のコードを使用してください。 sudo yum install nginx

PostgreSQL 9.5 – 多数のお客様から PostgreSQL 9.5 のリクエストを頂きました。今後は、この他にご提供している PostgreSQL とは別のパッケージとしてご利用いただけるようになりました。PostgreSQL 9.5 を入手するには次のコードを使用してください。 sudo yum install postgresql95

Python 3.5Python 3.5 は Python 3.x シリーズの最新バージョンで、既存の Python エクスペリエンスと統合されています。Amazon Linux AMI リポジトリから入手可能です。これは依存関係のインストールや管理に使用できる関連の virtualenvpip パッケージを含みます。/usr/bin/python のデフォルトの Python バージョンは、既存の Python パッケージと同様に他の手段で管理することもできます。Python 3.5 と関連の pip や virtualenv パッケージをインストールするには、次のコードを使用してください。 sudo yum install python35 python35-virtualenv python35-pip

Amazon SSM Agent – Amazon SSM エージェントでは Run Command を使用して EC2 インスタンスで設定したりスクリプトを実行することができます。Amazon Linux 2016.09 リポジトリで入手可能です (詳しくは「インスタンスをリモートで管理する」をご覧ください)。エージェントをインストールするには次のコマンドを実行します。 sudo yum install amazon-ssm-agent 次で開始します。 sudo /sbin/start amazon-ssm-agent

詳細
Amazon Linux AMI のすべての新機能に関する詳細はリリースノートをご覧ください。

Sean Kelly、Amazon Linux AMI チーム

PS – Amazon Linux AMI チームで働くことに興味がある方は Linux キャリア採用ページをご覧ください。