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[AWS Black Belt Online Seminar] AWS WAFアップデート 資料及び QA 公開

先日 (2020/03/24) 開催しました AWS Black Belt Online Seminar「AWS WAFアップデート」の資料を公開しました。当日、参加者の皆様から頂いた QA の一部についても共有しております。

20200324 AWS Black Belt Online Seminar AWS WAFアップデート

AWS クラウドサービス活用資料集(すべての過去資料が閲覧できます)

Q. AWS Managed rules for AWS WAF は AWS WAF Classic でも利用できますか?
A. AWS Managed rules for AWS WAF は、AWS WAF Classic では利用できません。

Q. Amazon API Gateway に最適化された Managed ルールはありますか?
A. パートナーManagedルールに、Amazon API Gateway に対応したルールがございます。詳しくは AWS Marketplace のページをご確認ください。

Q. サンプルリクエストはルールに合致したものは全て保存されますか?
A. サンプルリクエストは、AWS リソースが受信した最初の 5,000 リクエストの中から、AWS WAF がランダムに選択した指定されたリクエスト数(サンプル)に関する詳細情報を取得します。すべてのログの記録が必要な場合はAWS WAF Full logs の利用をご検討ください。

Q. AWS WAF full logs は Body でマッチした部分が表示されるだけで Body の記録全ては表示・取得できないのでしょうか?
A. Body でマッチした部分のみ記録されます。Body の内容全ては記録しません。

Q. マネージドルール内のどのルールで検知したのかはログから判別可能でしょうか?
A. ルールIDが記録されますので、検知したルールの特定が可能です。

Q. AWS WAF Classic から新しいサービスに移行すべきでしょうか?
A. 2020/03/24現在、AWS WAF Classic が廃止される予定はございませんので、継続してご利用いただくことが可能です。AWS WAF Classic の機能を基本的に包含していることと収容可能なルールの数などの機能は WAFv2 で拡張された部分が大きいため、今後のご利用状況によっては移行をご検討ください。

Q. AWS Managed Rules で拒否した通信がサービス上は実際は必要だった場合、その通信だけをピンポイントに許可することは出来ますか?Rule Set 単位で設定を外す以外の方法はありますか?
A. マネージメントコンソールの WebACL の画面で該当の Managed rule を選択し、Editボタンを押すと Managed rule 内の個別ルールを count へ切り替え可能となります。また、該当の通信を許可する正規表現のルールを作成し、Managed rule よりも先に評価されるよう優先度を指定することで、ピンポイントで除外することも可能です。

Q. すでに WebACL が設定されている環境で、ある既存 Rule を 新 Rule に変更したいとなった場合、どのように設定を更新していくのがよいですか?既存 Rule は Block 状態を維持しつつ、新 Rule は Count させて一定期間様子を見たいです。優先度低めで新 Rule を追加すればこれは実現できますか?優先度が高い既存 Rule で Block された場合は優先度が低い新 Rule 側には Count されますか?
A. 優先度が高い Rule に合致して Block された場合、以後のルールは評価されません。新 Rule を count に設定し、既存の Rule よりも優先にすることで、新 Rule の検知状況を評価できます。

Q. AWS WAF Classic とAWS WAF v2 をどのように使い分ければよいですか?
A. AWS WAF v2 は AWS WAF Classic の機能を網羅しておりますので、特に使い分ける必要はございません。

Q. AWS Managed Rule の変更履歴はどこで確認できますか?
A. 更新履歴については、こちらから確認できます。

Q. AWS Managed Rules を全部使うと WCU の条件を超えてしまいますが、いい方法はありますか?
A. 資料内の参考ユースケースでご紹介した通り、CloudFront と ALB それぞれに AWS WAF を利用することが可能です。その場合、合計3000WCU までルールの利用が可能です。

Q. WordPress を利用する場合に使える AWS Managed Rule はありますか?
A. WordPress Application のルールがございます。詳細については AWS WAFドキュメントの「AWS Managed Rules rule groups list」を参照ください。

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