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AWS 認定ソフトウェアのご紹介 (2022 第1 四半期)
2021 年 12 月下旬から 2022 年 3 月までに AWS ファンデーショナルテクニカルレビュー (FTR) を通過して「AWS 認定ソフトウェア (AWS Qualified Software)」となったソフトウェアとソリューションを一挙にご紹介します。
FTR を通過した「AWS 認定ソフトウェア」はここがすごい
AWS ファンデーショナルテクニカルレビュー (FTR) は、AWS パートナーのソフトウェアまたはソリューションがセキュリティ、信頼性、運用上の優秀性に関連する AWS ベストプラクティスに沿っていることを確認し、リスクを特定して修正するための技術レビューです。パートナーにとっては自社製品のリスクを軽減し不要な損失を抑えたり、ソリューションの品質自体を高めたりできるというメリットがありますが、ソリューションを利用するお客様にとっても不要なリスクを負うことなく安心してビジネス成果に集中できるというメリットを提供します。AWS パートナーネットワークでソフトウェアパスに参加して FTR を通過したソフトウェアまたはソリューションは、「AWS 認定ソフトウェア (AWS Qualified Software)」として正式に認められます。
対象の「AWS 認定ソフトウェア」を一挙ご紹介!
<DevOps カテゴリー>
Mackerel (株式会社はてな) |
「Mackerel (マカレル)」は、クラウド運用の道標となる SaaS 型サーバー監視サービスです。導入の手軽さ、「サービス」「ロール」というクラウド環境に最適な監視モデル、エンジニアが利用者視点で磨き上げた使いやすい UI が特長です。システムの運用・監視にチームで取り組む DevOps を推進しています。 ★ AWS DevOps コンピテンシー取得 | (FTR 更新) |
<Industry カテゴリー>
SimplexFX (シンプレクス株式会社) |
「SimplexFX」は、国内 20 社以上の導入実績を誇るFX (外国為替証拠金取引) 事業者向けの FX プラットフォームです。15 年以上にわたり培ってきたノウハウと確かな技術を集約し、圧倒的な高速性と高品質を実現。さらには、FISC 安全対策基準に基づいた耐監査性をも備えたオールインワンソリューションです。「SimplexFX」の主な特長は、(1) AWS マネージドサービスの活用により、高品質かつ短納期でのソリューション提供が可能なこと、(2) 拡張性、可用性に優れたアーキテクチャを採用していることです。これらの特長が、顧客のビジネス展開に合わせた柔軟なソリューション提供を可能にしています。 ★ AWS 金融サービスコンピテンシー取得 | (FTR 更新) |
Impulse (ブレインズテクノロジー株式会社) |
「Impulse」は 2014 年に市場に先駆けてリリースされ、数多くの「お客様の現場で鍛え上げられた」異常検知ソリューションです。複雑で膨大なセンサーなどの時系列データや、音声・画像などの非構造化データの収集・可視化に加え、従来の閾値ベースの管理では発見できない障害・故障予兆の検知、不良品の検出、要因の追究など、現場でこれまで対応困難であった業務課題に現実解を導きだします。機械学習技術を武器に、企業の皆さまの「競争力と生産性の向上」を強力にご支援します。 ★ AWS 産業用ソフトウェアコンピテンシー取得 | (FTR 更新) |
<IoT カテゴリー>
Soracom Smart IoT Connectivity (株式会社ソラコム) |
「Soracom Smart IoT Connectivity」は、IoT デバイスの AWS とのシームレスな統合のために最適化されたコネクティビティソリューションです。Soracom IoT SIM および eSIM を使用して、2G、3G、4G / LTE、Cat M1、または LPWA を介してデバイスを AWS バックエンドに接続し、組み込みのコンソールと API を使用してネットワークを管理します。 VPC 環境をピアリングし、AWS IoT や Amazon Kinesis などのサービスと簡単に統合することができます。 ★ AWS IoT コンピテンシー取得 | (FTR 更新) |
intdash (株式会社アプトポッド) |
「intdash」は、自動車やロボット・産業機械や制御・可視化アプリケーションなど、100 ミリ秒 ∼ 1 ミリ秒程度の間隔で高頻度に発生する時系列データを、モバイル網やインターネット網などベストエフォート型のネットワーク経由でも高速・大容量かつ安定的にストリーミングするための双方向データ伝送プラットフォームです。intdash を流れるストリーミングデータは相互にライブ接続することができ、クラウド側ではそのまま時系列データストアに保存され、Visual M2M でのダッシュボード・可視化や Analytics Services での計算処理・機械学習に利用することができます。 AWS Marketplace ページ | (FTR 更新) |
<Machine Learning カテゴリー>
ABEJA Platform (株式会社ABEJA) |
「ABEJA Platform」は、お客様がデジタルトランスフォーメーションを行うために必要な仕組みを全て整えたプロセスを代替するプラットフォームです。あらゆる産業のあらゆるプロセスで ABEJA Platform を活用頂くことで、AI を活用したバリューチェーンの向上とサプライチェーンの省力化を同時に実現することが可能です。 ★ AWS 機械学習コンピテンシー取得 | (FTR 更新) |
SODAI Vision API (株式会社オークネット・アイビーエ) |
「SODAI Vision API」は、オークネット・アイビーエスが提供するディープラーニングを利用した粗大ゴミの画像認識 AI 用 API で、以下の機能を提供します:(1) スマホから写真を送るだけで、捨てられるゴミなのか、手数料はいくらなのかを AI が回答します。(2) 全国自治体の粗大ゴミ品目を分析します。また、各地域固有の品目を追加学習可能です。(3) 初期費用無料で始められます。かかる費用は月額利用料 (定額+従量課金) のみです。 |
<Security カテゴリー>
Cyber Security Cloud Managed Rules for AWS WAF -API Gateway/Serverless- (株式会社サイバーセキュリティクラウド) |
API Gateway やサーバレス環境を保護するために最適化した AWS Marketplace から購入可能な AWS WAF 専用のルールセット。2019 年に世界で 7 社だけの AWS WAF マネージドルールセラーの 1 社として認定され、現在 70 以上の国と地域にサービスを展開しています。当社製品の中で、海外ユーザの利用比率の高い製品となっており、サーバレス化が進む海外企業を中心に利用されている製品です。API やサーバレス環境をどのように保護すればいいのか分からないというお客様向けに最適な製品です。 AWS Marketplace ページ |
Cyber Security Cloud Managed Rules for AWS WAF -HighSecurity OWASP Set- (株式会社サイバーセキュリティクラウド) |
AWS Marketplace から購入可能な AWS WAF 専用のルールセット。2019 年に世界で 7 社だけの AWS WAF マネージドルールセラーの 1 社として認定され、現在 70 以上の国と地域にサービスを展開しています。OWASP Top 10 を包括的にカバーしつつ、AWS WAF マネージドルールセラーのうち 唯一日本語サポートに対応した製品であることから、大企業から中小企業まで幅広い層の日本国内企業が利用中。AWS WAF を用いてどのように保護すればいいのか分からないというお客様に対しても、最初に手に取って頂きやすい製品です。 AWS Marketplace ページ |
HENNGE One Secure Transfer (HENNGE株式会社) |
「HENNGE Secure Transfer」は、メールではやりとりしにくい大容量のファイルを相手に安全に送信することのできるサービスです。送信者が HENNGE Secure Transfer にファイルをアップロードすると、ダウンロード専用の URL が発行され、ダウンロード専用の URL にパスワードをかけることができます。また、ダウンロード経路は SSL によって安全に保護されます。受信者はダウンロード専用の URL にアクセスし、ファイルをダウンロードすることができます。お客様などの社外のユーザーから大容量のファイルを送信して欲しい場合にも、アップロード専用の URL を発行することで、ファイルをアップロードしていただくことが可能です。 |
< Business Application カテゴリー>
Voxer郵便番号検索 (株式会社グローバルウェイ) |
「Voxer郵便番号検索」は、郵便番号をキーに住所情報を取得する Spring Web アプリケーションです。”Solution URL” 及び “Free Trial URL” の末尾へ任意の郵便番号 7 桁を入力し、GET リクエストを送信することで JSON 形式で住所情報が返却されます。 |
HyoumanBox (AI CROSS株式会社) |
「HYOUMAN BOX」は以下の特徴をもった、業界最安値水準の適正検査 × AI 分析でデータドリブンな採用を実現するサービスです。(1) 過去 12,000 社以上の人材データから導き出された、信頼と実績ある適性検査エンジンを使用しています。(2) 確かなデータを基に、弊社独自の多様な分析を加えることで他の適性検査にはない分析が可能です。例えば、既存社員と応募者の性格や行動特性の距離を可視化することで即戦力人材や OJT 候補者の抽出が可能です。(3) 個人の変化を定点観測し定期面談を行うことで、早期離職の防止や従業員と組織の持続的な成長が期待できます。(4) 組織改善のサポートとしてコンサルティング業務も実施しています。 |
Zao Cloud (株式会社ソリトンシステムズ) |
「Zao Cloud」は、5G モバイル回線を使って短遅延な映像をクラウド経由で配信するサービスです。ソリトン独自の RASCOW テクノロジーを MEC (Mobile Edge Cloud) 上で構築することで、高速で短遅延、かつ安定的な映像配信を実現しました。リモートファーストの時代を迎え、遠隔地の状況を高精細な映像でモニタリングする『遠隔臨場』のニーズが高まっています。さらに映像データに留まらず制御信号が共に短遅延で送受信されることで建機やロボットをリアルタイムに制御する『遠隔操縦』に発展します。Zao Cloud は 5G MEC と RASCOW テクノロジーを使ってこれらのアプリケーションを実現を支援します。 |
<Data & Analytics カテゴリー>
Dockpit (株式会社ヴァリューズ) |
「Dockpit」は、消費者の Web 行動ログデータをもとに、市場調査・ユーザー理解を実現する、マーケターのためのリサーチエンジンです。分析したいキーワードやサイト URL、業界を入力するだけで、競合調査、業界分析、トレンド把握が可能です。ヴァリューズが独自保有している、国内 250 万人規模の消費者モニター会員の Web 行動ログデータから、マーケティングに必須の 3C (自社・競合・競合) を手軽に分析することができ、また直感的な UI を採用したダッシュボードで、ひと目で網羅できるデータを閲覧しながら、誰でも簡単にデータ分析を始めることが可能です。レスポンシブ対応によりスマートフォンでの分析も可能。いつでもどこでもマーケティング分析を始めることができます。 |
FTR の進め方
STEP 1: パートナーセントラルでソフトウェアパスに参加する。
STEP 2: FTR のウェブサイトと「FTR の進め方」動画を見て理解し、レビューに備える。
STEP 3: FTR レンズを含む AWS Well-Architected Review を実施する。
STEP 4: FTR の申込と実施をする。※ まずは貴社担当にご相談ください。
STEP 5: ソリューションを推進する&認定プログラムでさらなる高みを目指す!
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- 【Partner-Hosted 編】ファンデーショナルテクニカルレビュー (FTR)でチェックされるポイントとは?
- パートナーに聞く!FTR 通過の対応のコツとは?
- パートナーに聞く!FTR 通過を目指すべき理由とは?(前編 | 後編)