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Claude Code / Claude Cowork を Amazon Bedrock 経由で組織利用する4つのメリット

最近、スタートアップのお客様から「エンジニアが Claude Code を個人プランで使い始めたが、管理が追いつかない」というご相談をいただくことが増えています。

Claude Code は Anthropic が提供する AI コーディングエージェントで、ターミナルから自然言語でコードの記述・レビュー・修正を行えるツールです。さらに 2026 年 4 月には、非エンジニア向けのデスクトップアプリケーション Claude Cowork も Amazon Bedrock 経由で利用可能になりました。Cowork を使えば、ドキュメントの要約や比較、データの整理、レポート作成といった日常業務も Claude に任せられます。

Amazon Bedrock での設定方法は以下を参照してください。

この記事では、Claude Code や Claude Cowork を Amazon Bedrock 経由で利用するメリットを 4 つに整理してご紹介します。

注意: Claude Code・Claude Cowork および Amazon Bedrock の機能・料金体系は急速にアップデートされています。本記事は 2026 年 4 月 22 日時点の情報に基づいており、最新の状況とは異なる場合があります。

1. コスト:従量課金でムダなく使える

Amazon Bedrock 経由なら、使った分だけの従量課金です。Anthropic 直契約のサブスクリプションプランでは、利用頻度の低いメンバーにも固定費がかかりますが、Bedrock ならシートライセンスが不要です。ライトユーザーだけ Bedrock に寄せるといった柔軟な運用も可能です。

また、LiteLLM などの LLM プロキシを間に挟むことで、Bedrock 上の Claude 以外のオープンウェイトモデルも利用できます。タスクによっては同程度の性能を持つモデルで Claude 比 1/10 程度のコストに抑えられるケースもあります。

2. セキュリティ・ガバナンス:データを自社管理下に置ける

Amazon Bedrock では、プロンプトやモデルの応答がサービス側に保存・学習に利用されることはありません。加えて、以下のセキュリティ機能を活用できます。

「社内で生成 AI を活用しているが、データは国内に閉じている」と説明できることは、特に顧客データを扱うスタートアップにとって大きな安心材料になります。

3. 請求:AWS に一本化できる

Bedrock 経由なら、Claude の利用料は AWS の請求に統合されます。個人の立替精算や、新たなベンダーとの契約手続きは不要です。

すでに AWS をご利用のスタートアップであれば、既存の AWS アカウントですぐに始められます。AWS クレジットの適用も可能です。

4. スケール:ユーザー数の制限なし

Anthropic のサブスクリプションプランにはプランごとのユーザー数上限がありますが、Amazon Bedrock 経由であればユーザー数に制限はありません。数千人規模の組織でも、IAM ロールとタグを活用してプロジェクト単位・チーム単位でコストを可視化しながら運用できます。

まとめ

メリット ポイント
コスト 従量課金、シートライセンス不要、オープンウェイトモデルも活用可能
セキュリティ 日本国内にデータを留められる、監査ログ、Guardrails
請求 AWS 請求に統合、クレジット適用可能
スケール ユーザー数制限なし、IAM でコスト可視化

組織で Bedrock の認証情報を払い出すパターンについては、Claude Code on Amazon Bedrock のデプロイパターンとベストプラクティスで詳しく解説されています。

Claude Code や Cowork の導入についてご質問があれば、AWS のサポート窓口や担当チームにお気軽にお問い合わせください。

著者情報

冨山英佑(Eisuke Tomiyama)冨山 英佑(Eisuke Tomiyama)

AWS Japanのスタートアップソリューションアーキテクトとして、幅広いスタートアップのお客様への技術支援を担当しています。