自動ティアリングによってストレージコストを最適化し、複数プロトコルに対応したファイルサーバーの構成例をご紹介します
この構成例のクラウドレベル:
基礎編
入門編:該当するユースケースの知識が全くない方が対象
基礎編:該当するユースケースの入門知識がある方が対象
応用編:該当するユースケースにある程度精通している方が対象
この構成例で解決できる課題・困りごと:
- オンプレミスの NetApp ONTAP から AWS への移行を検討している
- 大容量のファイルをコスト効率よく保存したい
- Windows (主にSMB クライアント) / Linux (主にNFS クライアント)の混在環境でファイル共有が必要な状況である
この構成例の概算料金:
941.49 ドル (月額)
この構成例のメリット:
- NetApp ONTAP の機能をフルマネージドで利用可能
- NFS/SMB/iSCSI の複数プロトコルに対応したファイルサーバーを構築できる
- 使用頻度の低いデータを自動的に低コストストレージへティアリングするのでコスト最適化できる
- 必要に応じてオンプレミスの Active Direcory と接続して Windows のアクセス制御リストを活用することもできる(本構成では割愛)
- 単一のデータセンター実装と同等かそれ以上の可用性と耐久性を実現
この構成例で使用したサービスと概算料金内訳:
サービス | 項目 | 数量 | 単価($) | 料金 (USD) |
Amazon FSx for NetApp ONTAP | SSD ストレージキャパシティ | 1,024 GB | 0.15 USD/GB-月 | 153.6 |
標準キャパシティプール ストレージ | 2,867 GB | 0.0238 USD/GB - 月 | 68.24 | |
スループット キャパシティ | 500 MBps | 0.906 USD/MBps - 月 | 453 | |
バックアップ ストレージ | 3,584 GB | 0.05 USD/GB - 月 | 179.2 | |
SnapLock ライセンス | 3,584 GB | 0.0244 USD/GB - 月 | 87.45 |
月額合計料金:941.49(USD)
※ 2025 年 2 月 16 日時点での試算です。
- 見積もり総額は月額 941.49 USD(SSD Storage 221.84 USD + スループット 453.00 USD + バックアップ 179.20 USD + SnapLock 87.45 USD)です。
- ストレージ設定は 10 TBで、そのうち 20% が SSD ストレージ、データ圧縮・重複排除による節約は 65% と設定されています。
- 実効ストレージ容量は圧縮・重複排除後で 3,584 GB、そのうち SSD ストレージは 1,024 GB(最小容量による)となります。
- スループットは 500MBps と仮定し、これに対して月額 453.00 USD が課金されます。
- IOPS については、SSD ストレージから自動的に提供される 3,072 IOPS で十分なケースと想定し、追加を設定していません。
- バックアップストレージは 10 TB 設定で、圧縮・重複排除後の実効容量は 3,584 GB となり、月額 179.20 USDが課金されます。
- SnapLock ライセンスは 10 TB 設定で、圧縮・重複排除後の実効容量は 3,584 GB となり、月額 87.45 USD が課金されます。
- データ圧縮・重複排除による 65% の容量削減が、全体的なコスト削減に大きく貢献したという想定です。
- 数量はあくまで試算であり、実際の利用料はユースケースにより変動します。
- データのリストア時、オンプレからの移行時など、状況によって本試算以上の SSD 容量を必要とする場合があります。
- データ転送料金はこの試算に含んでおりません。
この AWS サービスに関する参考情報
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