Amazon Chime SDK を利用してビデオ会議アプリケーションを作成したい

リアルタイムなコミュニケーションを取れるメディアアプリケーションをウェブやモバイルに素早く実装するための AWS クラウドの構成例とその料金をご紹介します

この構成例のクラウドレベル:

基礎編

入門編:該当するユースケースの知識が全くない方が対象
基礎編:該当するユースケースの入門知識がある方が対象
応用編:該当するユースケースにある程度精通している方が対象

この構成例で解決できる課題・困りごと:

  • オンライン診療・会議アプリケーションといった多人数のユーザーが映像や音声を使ってコミュニケーションを行う機能を実装したい

この構成例の概算料金:

347 ドル (月額)

この構成例のメリット:

  • Amazon Chime SDK は前払い料金なしの従量課金制のサービスです。単一料金で音声・動画・画面共有を実装することができます。そのためインフラの維持コストを下げることができます。

この構成例で使用したサービスと概算料金内訳:

サービス 項目 数量 単価 料金 (USD)
Amazon Chime SDK Amazon Chime SDK WebRTC Media session 2 x 30 分 x 30 日 (*1) 0.0017 USD/分 3.06
Elastic Load Balancing Application Load Balancer 時間 730 時間 0.0243 USD/時間 17.739
  LCU 時間 (*2) 1 LCU x 730 時間 0.008 USD/時間 5.84
Amazon VPC パブリック IPv4 アドレス 1 IP x 730 時間 (*3) 0.005 USD/時間 3.65
Amazon EC2 / Amazon EBS インスタンス m5.large (Linux, 2 vCPU, 8 GB メモリ) 1 インスタンス x 730 時間 (*4) 0.124 USD/時間 90.52
  汎用 SSD (gp3 ボリューム 30 GB) 30 GB 0.096 USD/GB 2.88
Amazon RDS for MySQL (シングル AZ) (*5) インスタンス db.r7g.large (2 vCPU, 16GB メモリ) 730 時間 0.287 USD/時間 209.51
  データベースストレージ
汎用 (SSD) ストレージ gp3
100 GB 0.138 USD/GB 13.8
  バックアップストレージ 100 GB - (*6) -

月額合計料金:346.99 (USD)

※ 2024 年 05 月 07 日時点での試算です。

  • 東京リージョンでの利用を想定しています。
  • 1 ヶ月を 730 時間として計算しています。

(*1) 1 回のビデオ会議を 1 日 30 分と仮定し、参加者は二名として試算しています。
(*2) LCU の決定には複数の指標があり使用量が最も多いもののみに請求が発生します。詳細は Elastic Load Balancing の料金ページの「LCUの詳細」をご覧ください。
(*3) ALB はパブリック IPv4 アドレスを 1 個利用すると仮定しています。スケールにより IP アドレスの数は増加する可能性があります。
(*4) EC2 ではストレージとして Amazon EBS を組み合わせて利用します。当試算では EC2 を 1 台として試算しており、本番環境等では Multi AZ で構成されることを推奨致します。詳しくは 動的 Web サイトのためのクラウド構成と料金試算例 などをご参照ください。
(*5) 当試算では RDS を1台として試算しており、本番環境等では Multi AZ で構成されることを推奨致します。詳しくは 動的 Web サイトのためのクラウド構成と料金試算例 などをご参照ください。
(*6) 該当するリージョンのデータベースストレージ容量が 100% を超えるまで、バックアップストレージに対する追加料金は発生しません。例えば毎月 500 GB のデータベースストレージがプロビジョンされる PostgreSQL インスタンスと、毎月 200 GB のデータベースストレージがプロビジョンされる MySQL DB インスタンスがある場合、毎月最大 700 GB のバックアップストレージが無料で提供されます。

※ 今回はシンプルな構成例をご紹介致しました。サーバーレスで構成することでよりコスト面で最適化を行うことができます。詳しくは こちらの構成例 をご参照ください。

この AWS サービスに関する参考情報

補足がある場合に使用ください

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