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Windows ファイルサーバーを AWS クラウドで構築 (入門編)

ファイルサーバーの使い勝手はそのままに、ハードウェアの運用を手放すことが出来る AWS クラウド構成例とその概算料金をご紹介します

こんなお悩みはないですか?

ハードウェアの管理・運用を減らしたい

ファイルサーバーの置き場所の確保、機器の入れ替え作業やディスク障害対応など、ハードウェアの運用の手間が定期的に発生し、その他の業務を圧迫してしまう。

既存の運用方法は大幅に変更したくない

ファイルサーバーは全社的に利用されていて、運用を変更すると影響範囲が大きいので、ファイルサーバー機能はそのまま使いたい。また、パッチ適用などメンテナンスの運用も踏襲したい。

バックアップの取得と 保管に手間がかかる

ファイルサーバーのためにあるバックアップソフトも、運用の手間になっている。また、取得したバックアップデータを安全に保管したいが、どこに保管したらよいかわからない。

そのお悩み、この AWS サービスで解決できます

この構成例の概算料金:

472.67 USD (月額)

この構成例のメリット:

  • クラウド上の仮想サーバー(EC2)を利用することで、ハードウェア管理をオフロードします。

  • EBS Snapshot を利用して、バックアップデータの高い耐久性を実現します。

Architecture diagram showing AWS Site-to-Site VPN connecting an internal company network and Active Directory to AWS Cloud services. The setup includes an Amazon EC2 m5.large instance, Amazon Elastic Block Store (EBS) with a 2TB gp3 or st1 volume, and Amazon S3 for storing snapshots, with labels in Japanese.

この構成例のハンズオン動画

ファイルサーバーの使い勝手はそのままに、ハードウェアの運用を手放すことが出来るAWS クラウド構成例のご紹介をしています。

月額合計料金:472.67(USD)

この構成例で使用したサービスと概算料金内訳

サービス
項目
数量
料金 (USD)
Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2)

コンピューティング(Windows, m6a.large)

ブロックストレージ容量(gp3)

730時間

30GB

148.62

2.88

Amazon Elastic Block Store (EBS)

ブロックストレージ容量(st1)

スナップショット容量

2TB

3TB

110.59

152.745

Amazon Virtual Private Cloud (VPC)

Site-to-Site VPN

インターネットへのデータ転送

730時間

200GB

35.04

22.8

  • 東京リージョンの利用を想定しています。

  • データストレージ容量は、およそ 2TB を見込んでいます。

  • EC2 は Windows OS の License include のオンデマンド料金です。

  • 1ヶ月を 730 時間としています。

  • Windows ファイルサーバーの利用者は、インターネット VPN 経由での利用を想定しています。

  • ファイル全体容量の 10% が当月にアクセスされたことを想定した料金です。ユーザ認証のための Active Directory については上述に含まれておりません。

  • 数量はあくまで試算であり、実際の利用料はユースケースにより変動します。

※ 2023 年 11 月 30 日時点での試算です