Windows ファイルサーバーを AWS クラウドで構築 (オンプレミスの NetApp ONTAP のバックアップ)
オンプレミスに構築された NetApp ONTAP のバックアップを AWS クラウド上に構築する構成例と概算料金をご紹介します
構成概要
この構成例のクラウドレベル:
基礎編
入門編:該当するユースケースの知識が全くない方が対象
基礎編:該当するユースケースの入門知識がある方が対象
応用編:該当するユースケースにある程度精通している方が対象
この構成例で解決できる課題・困りごと:
オンプレミスに保有している NetApp ONTAP のバックアップを AWS 上に構築したい
Snapshot によるローカルのデータ保護のみの環境から、AWS FSx for NetApp ONTAP への遠隔バックアップを構築し、事業継続性を向上させたい
筐体の障害時にAWS 上の FSx for NetApp ONTAP を活用して業務を継続したい
この構成例の概算料金:
618.14 ドル (月額)
この構成例のメリット:
NFS/SMB/iSCSI の複数プロトコルに対応したファイルシステムをクラウド上に構築可能です
コードやデータの管理方法を変更が不要で、既存の NetApp ONTAP 知識や運用を継続活用できます
フルマネージドサービスの活用で、ファイルシステムの運用負荷が軽減します

月額合計料金:618.14 (USD)
この構成例で使用したサービスと概算料金内訳
サービス
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項目
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数量
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単価
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料金 (USD)
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Amazon FSx for NetApp ONTAP
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東京リージョンでのご利用を想定しています。
オンプレミスの NetApp ONTAP において、重複排除後のデータ容量が 10TiB(Snapshot データを含む)と想定しています。
見積もり総額は月額 618.14 USD(SSD ストレージキャパシティ 307.2 USD + 標準キャパシティプール ストレージ194.97 USD )です。
データのうち 20% が SSD ストレージ、80% が Capacity Tier に保存される想定です。
スループットキャパシティは128 MBps と想定しました。
IOPS については、SSD ストレージから自動的に提供される 3,072 IOPS で十分なケースと想定し、追加を設定していません。
数量はあくまで試算であり、実際の利用料はユースケースにより変動します。
データのリストア時、オンプレからの移行時など、状況によって本試算以上の SSD 容量を必要とする場合があります。
オンプレミスの NetApp ONTAP に、SnapMirror ライセンスが必要です。
データ転送料金はこの試算に含んでおりません。
※ 2025 年 03 月 19 日時点での試算です