2025 日産自動車株式会社
日産自動車、データ駆動型の自動車開発に AWS を活用し、開発効率を大幅に向上。R&D 領域への生成 AI 活用も開始
自動車
概要
『Nissan Ambition 2030』のもと、自動車の電動化と知能化を推進する日産自動車株式会社。同社は自動車開発に必要なデータを集約し、誰もが利用して分析できる統合開発環境をアマゾン ウェブ サービス(AWS)上に構築し、R&D データを用いて車両の改善や新機能の開発を進めています。R&D 領域では生成 AI を積極的に導入し、AWS のサービスで開発した AI データアシスタントによる PoC の期間短縮など、生産性の向上を実現しています。

課題・ソリューション・導入効果

より複雑性が増す自動車開発におけるクラウド技術活用は重要な要素となり、適切に活用することで開発コストの削減、開発期間の短縮だけでなく、新価値の提供にも貢献できると見込んでいます

俵道 大輔 氏
日産自動車株式会社 R&D 部門 カスタマーパフォーマンス&車両性能技術開発本部 データサイエンスグループ 主管企業概要
「人々の生活を豊かに。イノベーションをドライブし続ける。」を企業パーパスに、グローバルで革新的なクルマやサービスを提供。長期ビジョン「Nissan Ambition 2030」では、2050 年までに製品のライフサイクル全体でカーボンニュートラルを実現する目標を掲げ、目標の達成に向けて「電動化の推進」「モビリティの革新」「エコシステムの構築」を重点分野に、電動車ラインナップの拡充、運転支援技術の進化などに注力している。
取組みの成果
- 自動車 R&D における効率的な分析
- 自動車 R&D における生成 AI の活用
- 3 ~ 5 倍
探索的データ分析の高速化 - 約 80%
探索的データ分析の PoC 期間短縮 - 90%
RAG 評価の時間とコストの削減率(対手動比)
本事例のご担当者
俵道 大輔 氏

葉 俊廷 氏
