2023 竹内製菓株式会社
竹内製菓、製造設備の異音を AWS の機械学習モデルで検知する予知保全システムを導入し、生産ライン停止のリスクを大きく低減
消費財(食品)
概要
新潟県小千谷市を拠点に『極上柿の種』をはじめ、もち米を主原料とした菓子の製造を手がける竹内製菓株式会社。同社の工場では、製造設備のチェーンコンベアの故障の低減が長年の課題でした。そこで、Amazon SageMaker を使用した予知保全システムの開発に挑戦しました。コンベアの異音を捉える機械学習モデルを使ったシステムによって、機械の故障の兆候を察知し、生産ラインへの影響を最小限に抑え、商品の安定供給につなげています。

課題・ソリューション・導入効果

異音検知システムが確立できたため、始業時と終業前の機械の見回り作業を廃止しました。機械の常時監視が不要となり、関係者の心理的な負担も軽減されています
竹内 将範 氏
竹内製菓株式会社 常務取締役アーキテクチャ図
アーキテクチャ図

竹内製菓株式会社
1946(昭和 21)年創業。新潟県小千谷市を拠点に「あられ、おかき、ひとすじに」というモットーを掲げ、また社員一人ひとりが「全員職人宣言」を胸に、最高品質のもち米菓のおいしさを追求している。長年培った専門的な技術と知識を駆使し、多様なニーズに応える製品群を市場に提供しており、「極上柿の種」や「サラダ柿の種」、「ホットサラダ」、「昆布あられ」などの自社商品のほか、OEM も手掛ける。
取組みの成果
- 72 → 2 時間
故障からの復旧時間の短縮 - AI 導入による業務負担の軽減
- 商品の安定供給につながる予知保全の確立
株式会社トラスト
AWS セレクトティア サービスパートナー
「新潟発 利益のタネ 共創カンパニー」をモットーに、お客様に寄り添い、きめ細やかな対応力を提供し、AI、IoT、サーバレステクノロジーなどの高度な技術スキルを持つ AWS パートナー。お客様のニーズに合わせてカスタムソリューションをクラウドネイティブで提供し、ビジネスプロセスの効率化や競争力の向上をサポート、お客様のデジタルトランスフォーメーションを成功に導いている。
