投稿日: Dec 1, 2016
Amazon Virtual Private Cloud (VPC) 内の EC2 インスタンスが、IPv6 プロトコルをネイティブサポートするようになりました。AWS マネジメントコンソール、API/SDK、および CLI を通じて、既存および新規の VPC に対して IPv6 を有効化できます。カスタマーは、Direct Connect を使用して、オンプレミスのアプリケーションと同様に EC2 インスタンス上の IPv6 を利用できます。これにより、パブリックサービスのホストや、IPv6 コンプライアンスの要件を満たすことなど、無数のユースケースが可能になります。
この機能により、VPC はデュアルスタックモードで動作するようになり、IPv4 と IPv6 の両方のアドレスを EC2 インスタンスに割り当てることができます。VPC で IPv6 対応になったため、アプリケーションは、セキュリティグループ、ネットワーク ACL、およびルートテーブルを通して今日利用されているのと同じ方法でセキュアにすることができます。加えて、IPv6 はインターネットゲートウェイ、VPC ピアリングおよび VPC フローログといった、他の重要な VPC 機能でもサポートされます。VPC での IPv6 は追加料金なしで使用できます。
デフォルトでは、すべての IPv6 アドレスはパブリックで、インターネットルート可能です。IPv6 対応の VPC でプライベートサブネットを必要とするカスタマー向けには、送信専用インターネットゲートウェイと呼ばれる VPC 内の新しいリソースを導入しました。これは、インターネットリソースへの一方向アクセスを許可するようにセットアップできます。送信専用インターネットゲートウェイでは、インターネットへの外向きのトラフィックが許可されます。一方、インターネット側から開始された内向きトラフィックはブロックされます。送信専用インターネットゲートウェイは追加料金なしで使用できます。データ転送料金は現在と同じように適用されます。
Amazon EC2 での IPv6 サポートは現在、米国東部 (オハイオ) リージョンで利用できます。他の AWS リージョンでのサポートは近日中に利用できるようになります。Application Load Balancer での IPv6 サポートも近日中に利用できるようになります。
Amazon EC2 での IPv6 サポートの詳細については、Amazon VPC ページを参照してください。