投稿日: Apr 4, 2018
リアルタイム分析に複数のメトリクスを使った計算ができる CloudWatch Metric Math が使えるようになりました。計算メトリクスをコンソール上で可視化したり、メトリクスをCloudWatch のダッシュボードに追加したり、新たに公開された GetMetricData API を使って取得したりすることもできます。Metric Math を使えば、既存の CloudWatch メトリクスから簡単に洞察を導きだしたり、操作の健全性やインフラのパフォーマンスをより深く理解できるようになります。
CloudWatch Metric Math があれば、既存のメトリクスからスクリプトを使ったりツールを追加したりすることなく計算することが可能です。たとえば、 Amazon DynamoDB の消費 IOPS を計算してCloudWatch コンソール上で provisioned IOPS の割合として表示できます。こうすれば provisioned limit に到達しそうな時に気付けるようになります。Metric Math が対応しているのは、+、-、/、* といった演算やSum、Average、Min、Max、Standard Deviation などといった数式関数です。
CloudWatch Metric Math そして GetMetricData API は AWS パブリックリージョンおよび AWS GovCloud(US) リージョンでご利用可能です。ご利用を開始するには CloudWatch Metrics のコンソールを表示して Graphed Metrics タブから「Add a math expression」オプションを選択してください。GetMetricData API は AWS SDK や AWS CLI からアクセスできます。対応している演算子や関数をご確認頂くには資料をご覧ください。
Metric Math についてはこちらから、GetMetricData API についてはこちらから各ドキュメンテーションが参照できます。製品 ページで Amazon CloudWatch に関するさらに詳しい情報をご覧になれます。
さらに詳しい情報が欲しいですか?EFS カスタマーが Metric Math を使ってほぼリアルタイムのファイルシステム監視を行う方法について記載したブログをお読みください。