投稿日: May 23, 2018
今後は MySQL 互換の Amazon Aurora を設定して、汎用ログ、スロークエリログ、エラーログを Amazon CloudWatch Logs に発行できるようになります。これまで、発行できるのは監査ログに限られていました。
Aurora のログを CloudWatch Logs に発行することで、データベースアクティビティ、クエリパフォーマンス、データベースエラーなどに継続的な可視性を確保できるようになります。たとえば、頻繁に起こる再始動について CloudWatch Alarms を設定することができます。この情報はエラーログに保存されています。
同様に、一般ログや監査ログに保存されたイベント用のアラームは、データベースに望まない変更が行われたときに通知するよう設定できます。スロークエリログに対するアラームは、たとえば、長時間実行クエリをタイミングよく検出できるようにします。Aurora はログを CloudWatch Logs に発行するために Service Linked Role (SLR) を使用します。
CloudWatch Logs はデータベースログの耐久性に優れたアーカイブ先を提供し、必要な保持期間を指定できます。さらに、CloudWatch Logs は複数のログに対し、アドホック検索をサポートしています。これはトラブルシューティング、監査、ログ分析、データベースによって生成されたログをアプリケーションスタックの他のレイヤーからのログと組み合わせる場合などに、特に有用です。
Aurora と CloudWatch について詳しくは AWS Database ブログでご覧いただけます。Aurora MySQL のドキュメントでも詳細をご参照ください。Aurora から CloudWatch Logs へのログの発行を開始するには、RDS 管理コンソールにアクセスするか、最新の AWS SDK または CLI をダウンロードしてください。
Aurora は、ハイエンドな商用データベースのパフォーマンスと可用性、オープンソースデータベースのシンプルさとコスト効率性を兼ね備えています。利用可能なリージョンの詳細については、AWS Region Table を参照してください。