投稿日: Nov 27, 2018
Amazon QuickSight のダッシュボードをアプリケーションに埋め込むことが可能になりました。アプリケーション開発者は、QuickSight で作成したリッチでインタラクティブなダッシュボードを、アプリケーションポータルやウェブサイトに埋め込むことができます。グラフ作成ライブラリの調査、チームに対する特別な分析ノウハウの教育、ユーザーベース拡大時のスケーリングにおけるサーバーのセットアップ、管理、最適化はいずれも不要です。
ダッシュボードの埋め込みによって、QuickSight のサーバーレスアーキテクチャを拡張し、インサイトをすべてのユーザーへとスケールすることが可能になります。しかも、QuickSight 独自のセッション単位の料金モデルにより、料金は実際に使用した分のみ発生します。埋め込みダッシュボードのビューワーは、フェデレーティッドシングルサインオン (SAML、OpenID Connect、AWS IAM フェデレーション) によって認証されます。このため、各ユーザーは QuickSight 独自のユーザー認証を必要とせずに、安全でパーソナライズされたダッシュボードを表示できます。
埋め込みとユーザー/グループの管理を簡単にするため、QuickSight でユーザーとグループの管理用の JavaScript SDK と API の提供を開始しました。QuickSight JavaScript SDK を使用することで、QuickSight ダッシュボードのアプリケーションページへの組み込み、デフォルトの設定、コントロールの接続、エラーの処理を簡単に実行できます。ユーザー API とグループ API によってユーザーとグループをプログラムで管理すれば、QuickSight を迅速に展開し、グループを使用して QuickSight リソースを簡単に管理することができます。
ダッシュボードの埋め込みは、米国東部 (バージニア北部、オハイオ)、米国西部 (オレゴン)、欧州 (アイルランド)、アジアパシフィック (シンガポール、シドニー、東京) の全 QuickSight リージョンにおいて、Amazon QuickSight Enterprise Edition でお使いいただけます。ユーザー API は Standard Edition と Enterprise Edition の両方で、グループ API は Enterprise Edition で利用できます。
ダッシュボード埋め込み機能の詳細については、ブログの投稿をご覧ください。