投稿日: Dec 12, 2018
Amazon Elastic Container Service for Kubernetes (EKS) が、Kubernetes のバージョンに合わせるためのマネージド型のクラスターアップグレードをインプレースで実行できるようになりました。また、Amazon EKS は Kubernetes バージョン 1.11.5 のサポートを開始しました。
Kubernetes の進化のスピードは速く、新機能の追加やバグフィックスが頻繁に発表されます。これまで、異なるバージョンの Kubernetes 間を移動するには、マルチステップのアップデートプロセスを手動で実行するか、新規クラスターを作成してアプリケーションを移行させる必要がありました。このプロセスには手間ひまがかかり、その間はアプリケーションにダウンタイムが生じるおそれがあります。
Amazon EKS は今回、簡単にクラスターを Kubernetes の最新バージョンにアップデートできるようにしました。もうアップデートプロセスの管理は必要ありません。Kubernetes バージョンのアップデートはインプレースで実行されるため、新規クラスターの作成やアプリケーションの新規クラスターへの移行の必要もありません。Kubernetes バージョン 1.11.5 のご利用は、すべての新規クラスターが対象です。また、Amazon EKS クラスターのアップデートで、既存のクラスターすべてを 1.11.5 に移行できます。
Kubernetes の新バージョンをクラスターに適用するには、update-cluster-version API を呼び出すか、EKS コンソールの [Update Cluster Version] ボタンを使用します。インフライトアップデートのステータス詳細を取得するには、describe-updates API を呼び出し、list-updates API を呼び出してインフライトアップデートを表示します。
詳細については、ブログおよびAmazon EKS のドキュメントをご覧ください。
Amazon EKS を使用できる AWS リージョンの一覧については、製品およびサービス一覧 (リージョン別) をご覧ください。