投稿日: Dec 6, 2018
AWS Server Migration Service (SMS) がマルチサーバー移行のサポートを開始しました。これで、オンプレミスのデータセンターから Amazon EC2 へのアプリケーション移行が簡単になり、コスト効率も上がります。これで、複数サーバーのグループを 1 つの単位として移行できるようになった結果、個々のサーバーのレプリケーションを調整したり、アプリケーション間の依存関係を分離したりする煩わしさから解放されます。Server Migration Service はマルチサーバーのサポートによって、アプリケーション移行にかかる時間を大幅に削減し、移行プロセスのエラーリスクを軽減します。
AWS Server Migration Service は、ユーザーがオンプレミスのワークロードをより簡単かつ高速に VMware vSphere および Microsoft Hyper-V 環境から AWS に移行できるようにするエージェントレスサービスです。ライブサーバーのボリュームの増分レプリケーションを自動化、スケジュール設定、追跡できるため、大規模なサーバーの移行を簡単に処理することができます。マルチサーバーのサポートで、まずサーバーをアプリケーショングループ (たとえば、ウェブフロントエンド、アプリケーションサーバー、データベースサーバーで構成されるグループ) にグループ化できます。Server Migration Service は次に、アプリケーション内の全サーバーのレプリケーションを一貫性と同期性を維持した形で管理し、CloudFormation テンプレートを自動生成します。これを利用すると、いつでも EC2 内にレプリケートされたアプリケーションを起動できます。
マルチサーバーサポートを利用できるリージョンは、現在は米国西部 (バージニア北部)、米国西部 (オレゴン)、欧州 (アイルランド) ですが、対象リージョンは近日追加の予定です。Server Migration Service の全機能は無料で提供されます。お客様のご負担は、EBS および EC2 など、使用するリソースに対する料金のみです。詳細については、AWS Server Migration Service (SMS) および技術ドキュメントのページをご覧ください。