投稿日: Jul 24, 2019
AWS Client VPN に分割トンネルのサポートが追加されました。これにより、VPN トンネルを通過するトラフィックを柔軟に選択することができるようになります。
従業員は、オンプレミスネットワークから AWS とオンプレミスの両方のリソースに頻繁にアクセスします。フルトンネルでは、トラフィックは送信先に関係なく常に VPN トンネルを介して送信されます。送信先のリソースがオンプレミスのネットワーク内にある場合、トラフィックは VPN トンネル経由で AWS にルーティングされてからオンプレミスに戻されます。これにより、プレミスから AWS へ、またネットワークのオンプレミスへの戻しという不必要なヘアピンが発生してしまいます。
分割トンネルを使用すると、どのトラフィックが VPN トンネル上でルーティングされるかをお客様が設定することができます。分割トンネルでは、AWS 宛てのトラフィックだけが VPN トンネルを通過するようにすることで、クライアントからのトラフィックのルーティングを最適化できます。トラフィックを最適化することで、お客様は AWS からの出力トラフィックの量を削減することもでき、これによりデータ転送コストが削減されます。
分割トンネルについての詳細は、AWS Client VPN 製品ページを参照してください。AWS Client VPN エンドポイントで分割トンネルを使用する方法については、AWS Client VPN ユーザーガイドをお読みください。
AWS Client VPN では、OpenVPN ベースのクライアントを使用して、どこからでも、どのデバイスからでも AWS またはオンプレミスのネットワークに安全にアクセスできます。AWS Client VPN は、米国東部 (バージニア北部)、米国東部 (オハイオ)、米国西部 (オレゴン)、欧州 (アイルランド)、欧州 (フランクフルト)、欧州 (ロンドン)、アジアパシフィック (シドニー)、アジアパシフィック (シンガポール)、アジアパシフィック (ムンバイ) アジアパシフィック (東京) でご利用いただけます。