投稿日: Sep 12, 2019
本日、Amazon Lumberyard ベータ版 1.21 が利用可能になりました。このバージョンには 70 か所以上の変更が反映されており、さまざまな改善、修正に加え、デザイナーやアニメーター、プログラマー向けの機能が追加されています。こちらから、今すぐ Lumberyard 1.21 をダウンロードできます。
注目ポイントをいくつかご紹介します。
- Script Canvas のビジュアルスクリプティングに新しい機能を継続的に追加し、ワークフローを改善することで、時間の節約につなげます。今回のリリースでは、動的なコンテンツタイプをはじめ、新しいコメントやグループのプリセットに対する Script Canvas の動作の柔軟性が格段に高まっています。これにより、カラーコードのコメントやグループを定義するだけでなく、ノードを無効化して、より迅速にさまざまなグラフ構造をテストできるようになります。また、機能性を向上させるために、3 個のノード (Repeater、Switch、Ordered Sequencer) が追加されています(Script Canvas の使用を開始できるように、数か月前にプロジェクト N.E.M.O のサンプルがリリースされています。こちらからご確認ください)。
- EMotion FX Animation Editor では、実際の身体をもとに作成された主人公の二次元アニメーションを、動的にシミュレーションできるようになりました。この軽量ソルバーにより、主人公の動きに応じて、身に付けているリュックサックや銃ケースなどのアイテムに加え、ロングヘアーなどをリアルに揺らすことができます。Simulated Objects ノードを使用すると、オブジェクトの硬さや重力係数、コライダーなどを調整できます。
- Lumberyard ベータ版 1.21 では NVIDIA の PhysX 4.1を使用しています。この最新バージョンの PhysX では、パフォーマンス、安定性、正確性が大幅に向上されています。
- さらに、 Lumberyard のクロスプラットフォームアーキテクチャもリファクタリングされています。プラットフォーム専用コードを並列ディレクトリのヒエラルキーに再編成することで、プラットフォーム #ifdefs のカスケードに対する過度な依存を解消しました。これにより、クロスプラットフォームの機能開発やメンテナンスが容易になり、Lumberyard に新しいプラットフォームを追加する際の労力が大幅に軽減されます(パブリック API は、今回のリファクタリングの一環としては変更されていません)。
Lumberyard 1.21 で追加されたすべての機能および改善点については、こちらのリリースノート全文を参照してください。
Amazon Lumberyard の使用を開始するには、Lumberyard ウェブサイトにアクセスして Lumberyard をダウンロードしてください。Lumberyard の新機能の詳細については、チュートリアル、フォーラム、またはドキュメントを参照してください。
詳細については、Game Tech ブログを参照してください。