投稿日: Nov 21, 2019
AWS AppSync はマネージド型 GraphQL サービスです。このサービスを使用すると、1 つ以上のデータソースからのデータに安全にアクセス、操作、結合するための柔軟な API を作成でき、アプリケーション開発がシンプルになります。本日、AppSync API を使用するアプリケーションのパフォーマンスと一貫性を向上させる 2 つの重要な機能をリリースします。
AppSync は、サポートされているすべてのデータソースに対して組み込みのサーバー側キャッシュ機能を提供するようになり、レイテンシーに敏感で高スループットのアプリケーションのパフォーマンスが向上し、開発者は高速のインメモリ管理キャッシュからデータを取得して、低レイテンシーでデータを配信できます。この起動により、AWS AppSync は、1 つ以上のデータソースから取得した API データセット全体のキャッシュをサポートします。また、変更頻度の低い特定のデータフィールドを選択的にキャッシュする柔軟性も提供します。
キャッシュに加えて、AppSync は Amazon DynamoDB データソースおよびリゾルバーの TransactGetItems および TransactWriteItems オペレーションでのトランザクションもサポートするようになりました。DynamoDB トランザクションは、テーブル内およびテーブル間の複数の項目を調整したり、変更しないといった、開発者のエクスペリエンスを簡素化します。トランザクションによって DynamoDB に不可分性、一貫性、分離性、耐久性 (ACID) が実現されるため、アプリケーション内でのデータの精度を維持できるようになります。
AWS AppSync コンソール、AWS CLI、CloudFormation テンプレートを使用して、GraphQL API でキャッシュ機能と DynamoDB トランザクション機能の両方をすぐに使用できます。この機能は、米国東部 (バージニア北部)、米国東部 (オハイオ)、米国西部 (オレゴン)、欧州 (アイルランド)、欧州 (フランクフルト)、欧州 (ロンドン)、アジアパシフィック (シンガポール)、アジアパシフィック (東京)、アジアパシフィック (シドニー)、アジアパシフィック (ソウル)、アジアパシフィック (ムンバイ) の AppSync が存在するすべてのリージョンで利用できます。AppSync でキャッシュを使用するには追加料金がかかります。キャッシュが GraphQL API から削除されるまで、長期のコミットメントなしで 1 時間ごとに請求されます。詳細については、AWS AppSync 製品ページの料金セクションを参照してください。
新機能の詳細については、ブログ記事と AppSync ドキュメントを参照してください。