投稿日: Nov 6, 2019

PostgreSQL 12.0 を、今後 Amazon RDS データベースプレビュー環境にてご利用いただくことで、顧客の皆様が Amazon RDS で初期バージョンの PostgreSQL 12 をテストすることが可能になりました。  

PostgreSQL 12.0 は、今後データベースソフトウェアのインストール、プロビジョニング、および管理の手間をかけずに、Amazon RDS データベースプレビュー環境での開発とテスト向けにデプロイされました。このリリースには、PostGIS 3.0.0alpha3 を含む 51 拡張のサポートも含まれ、論理デコーディングのための wal2json および decoder_raw プラグインのサポートも追加されています。 

PostgreSQL コミュニティは、2019 年 10 月 3 日に PostgreSQL 12.0 をリリースしました。PostgreSQL 12 には、強化された機能とパフォーマンス、インデックス作成の管理、向上したパーティション化機能、SQL/JSON の仕様ごとの JSON パスクエリ、ICU が提供される照合における大文字と小文字の区別やアクセントの区別をしない非決定的な照合のサポート、クエリプランを改善するための最も一般的な値の統計、式を使用して値を計算して生成する列の作成、プラグイン可能なテーブルストレージインターフェイス、ページチェックサムの有効化/無効化機能など、多くの追加機能含まれています。 

Amazon RDS データベースプレビュー環境は、最新世代のインスタンスクラス (T3、M5 および R5) で、シングル AZ と マルチ AZ 配置の両方を以前の世代 (T2、M4、および R4) と共にサポートするようになり、KMS キーを使用して静止時に暗号化できるようになりました。Amazon RDS データベースプレビュー環境データベースインスタンスは、最大 60 日間保持された後、この保持期間後に自動的に削除されます。プレビュー環境で作成された Amazon RDS データベースのスナップショットは、プレビュー環境内部でのデータベースインスタンスを作成または復元する場合にのみご使用いただけます。顧客の皆様は、標準の PostgreSQL のダンプおよびロード機能を使用し、プレビュー環境から各自のデータベースをインポートまたはエクスポートすることができます。 

Amazon RDS データベースプレビュー環境データベースインスタンスの価格は、米国東部 (オハイオ) リージョンで作成された本番稼働用 RDS インスタンスと同じです。

顧客の皆様が Amazon RDS データベースプレビュー環境フォーラムをご利用いただければ、Amazon RDS チームの PostgreSQL 12 の候補版と Amazon RDS データベースプレビュー環境の両方についての情報と懸念事項を共有していただけます。