投稿日: Dec 20, 2019

Amazon Transcribe は、音声をテキストに変換する機能をアプリケーションに簡単に追加できるようにする自動音声認識 (ASR) サービスです。本日から、音声を文字起こしするときに、指定した語彙に基づいて出力の文字起こしから特定の用語を自動的にマスクまたは削除するよう、Amazon Transcribe に指示できます。たとえば、語彙フィルターを使用して、コンテンツモデレーションの文字起こし結果から卑猥な言葉を自動的に削除できます。各文字起こしから不適切なコンテンツをスクラブする必要はもうありません。語彙フィルターを一度作成すると、すべての文字起こしジョブに適用できます。複数の語彙フィルターを作成し、特定の文字起こしジョブに使用する語彙フィルターを選択することもできます。

Amazon Transcribe を使用すると、オーディオおよびビデオのコンテンツのアクセシビリティが高まり、発見しやすくなります。このサービスは幅広いユースケースで役立ちます。カスタマーサポートセンターでは、通話記録をテキストに変換し、そのデータを分析して、実用的なインテリジェンスに活用できます。メディアコンテンツの作成者は、字幕をつける作業工程を自動化できるようになります。これによって、エンゲージメントとアクセシビリティが向上します。会議の録音記録を保管しているエンタープライズ企業は、そうした記録をタイムスタンプで区分けされた扱いやすい文字情報に書き起こすことで、アクセシビリティと検索性を付与できます。また、マーケティング担当者や広告主は、ビデオファイルから抽出したメタデータをベースにコンテンツの検出を強化することや、よりターゲットを絞った広告を配信することができるようになります。

Amazon Transcribe が利用できるすべての AWS リージョンで、追加費用なしで、語彙フィルタリングをバッチの文字起こしに使用できます。詳細については、Amazon Transcribe のドキュメントページをご覧ください。