投稿日: Feb 14, 2020
本日、Amazon Elastic Block Store (Amazon EBS) ボリュームで Multi-Attach の一般公開を発表します。Amazon EBS プロビジョンド IOPS io1 ボリュームでMulti-Attach を有効にして、単一のボリュームを同じアベイラビリティーゾーン内の最大 16 個の AWS Nitro システムベースの Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) インスタンスに同時にアタッチできるようになりました。アタッチされた各インスタンスには、共有ボリュームに対する完全な読み込みおよび書き込み権限があります。複数のライターからのストレージの一貫性を管理するアプリケーションの場合、Multi-Attach を使用するとアプリケーションの可用性が向上します。
クラウド分析を手がける Teradataは、AWS の共有ストレージアーキテクチャを使用して、EBS Multi-Attach 対応ボリュームを使用して Teradata Vantage クラウド分析プラットフォームのアプリケーション可用性を高めます。「当社のエンジニアリングチームは、EBS Multi-Attach 機能を使用するために、Amazon EBS チームと緊密に連携しています。」と Teradata のクラウドエンジニアリング担当 VP の Sanjay Kumar 氏は語っています。「Teradata は、AWS 上でサービスを提供する Teradata Vantage の回復性、可用性、および信頼性を、この機能で向上できます。Multi-Attach 機能は、現在の AWS サイトの大部分に恩恵をもたらし、またお客様の復旧時間を 65〜70% 節約します。これにより、幅広いユースケースや業界セグメントにおいて、お客様のミッションクリティカルなワークロードに対し、優れたカスタマーエクスペリエンスや SLA の改善をもたらします。」
この機能に追加料金は発生しません。詳しくは、EBS Multi-Attach に 関する AWS ニュースブログや技術資料をご参照ください。この機能は、米国東部 (北バージニア)、米国西部 (オレゴン)、欧州 (アイルランド)、アジアパシフィック (ソウル) の商用リージョンで AWS コマンドラインインターフェイス (CLI)、AWS SDK、または AWS コンソールから利用できるようになりました。