投稿日: Apr 21, 2020

今後は、AWS Elemental MediaTailor の Ad Break Suppression 機能を使用して、DVR 風のタイムシフト時間枠でライブストリームの広告時間をカスタマイズできます。長時間のイベント、またはタイムシフト機能を有効にした連続ストリームでは、視聴者はライブエッジで視聴を開始するか、イベントの開始時点、またはタイムシフトの時間枠から視聴を開始できます。この機能を使用することにより、視聴者が目にする広告時間のみをカスタマイズするなど、機会を増やすためにタイムシフトの時間枠のパーソナル化を最適化できます。ライブに参加する視聴者の場合は、特定のライブポイント以降、パーソナル化した広告のみを挿入するように指定できます。イベントの始めから参加する視聴者の場合は、マニフェスト内の全広告をパーソナル化できます。

広告消去は AWS マネジメントコンソール、設定用 API、またはこの機能を制御するために MediaTailor のセッション開始時に渡されたクエリパラメータからのみ設定できます。詳細についてはドキュメントを参照してください。

AWS Elemental MediaTailor を使用して、広告を配信前にサーバー側で動画ストリームに挿入できます。継続的な動画ストリームが消費者デバイスに配信され、コンテンツとコマーシャルが区別される可能性がなくなります。ビデオ広告で、プライマリコンテンツと同等の動画品質を一貫して維持することにより広告の収益化を高めることができます。また複数プラットフォーム環境間での管理もよりシンプルになります。MediaTailor では、優れた視聴サービスを提供するために、広告コンテンツをオンザフライでトランスコードできます。またクライアント側とサーバー側の両方の広告配信メトリクスに基づいてレポートが自動的に作成されるため、広告のインプレッション数やビューワーの行動を正確かつ簡単に測定できます。特定のベンダーやソリューションに制限されることなく、プレイヤー、オリジン、CDN を完全にコントロールできます。

AWS Elemental MediaTailor は、単独でも、クラウドベースの動画ワークフローの基盤となるサービスファミリーである AWS Elemental メディアサービスの一部としても機能するとともに、動画の伝送、作成、パッケージ化、収益化、および配信に必要な機能をお客様に提供します。

AWS Elemental MediaTailor が利用できる AWS リージョンの詳しいリストについては、製品およびサービス一覧 (リージョン別) をご覧ください。