投稿日: Apr 16, 2020

本日より、新しい AWS IoT Events 式構文を使用して、イベントまたは状態変化によりトリガーされるあらゆるアクションのメッセージをカスタマイズできるようになりました。これにより、カスタムテキストを追加したり、AWS IoT Events により送信されるメッセージから関連性のないデータを削除したりすることができます。今回のリリースでは、各デバイス (または検出器インスタンス) に対して個別にタイマーの時間や一意の MQTT トピック名を定義することもできるようになりました。 

AWS IoT Events は、IoT センサーやアプリケーションで発生したイベントの検出と対応を容易にする、フルマネージド型サービスです。AWS IoT Events では、AWS IoT Core、Amazon Kinesis Firehose、Amazon Simple Notification Service (SNS)、Amazon Simple Queue Service (SQS)、AWS Lambda、AWS IoT Events といった AWS のさまざまなサービスと統合可能なネイティブアクションが、イベント検出時に実行されます。メッセージ評価がイベントアクションをトリガーした際、AWS IoT Events がダウンストリームサービスに送信するペイロードを、カスタムアクションペイロードによって変更できるようになりました。

たとえば、Amazon SNS を介して現場技術者に送信されるテキストメッセージをカスタマイズすることができます。また、IoT デバイスの状態に変化があった際、関連する入力データを Amazon SQS キューに送信することも可能です。さらに、式を使用してタイマーや MQTT トピック名を定義することで、単一の検出器モデルでデバイスフリート全体の状態を自動でスケールおよび管理することも可能になりました。これにより複数のサービスやグルーロジックを使用せずに済むため、時間を節約でき、迅速な本番稼働が実現します。 

イベントアクションや新しい式構文の詳細については、開発者ガイドの AWS IoT Events と他のサービスの併用に関するページにアクセスし、イベントアクションについてのセクションをご覧ください。