投稿日: May 26, 2020
Amazon QuickSight では、SageMaker からの ML モデルとの接続が容易になったほか、カスタム SQL を利用したデータセットの構築を簡素化する拡張 SQL エディタも導入されました。
Amazon SageMaker の ML モデルを Amazon QuickSight と統合して、拡張データを分析し、それをビジネスインテリジェンスダッシュボードで直接使用できます。ビジネスアナリストまたはデータエンジニアは、SageMaker を活用してデータに対して ML 推論を行い、数回クリックするだけで QuickSight で視覚化できます。QuickSight は面倒な作業を行い、SageMaker および QuickSight のデータを処理するために複雑な ETL をセットアップする必要をなくします。データセットを QuickSight に取り込み、QuickSight インターフェイス内で Amazon SageMaker モデルを使用するだけで、カスタマーチャーンの可能性の予測、リードのスコアリングによる販売活動の優先順位付け、ローン申し込みの信用リスクの評価など、さまざまなユースケースに対応できます。詳細については、こちらのブログ投稿を参照してください。
Amazon QuickSight は、カスタム SQL クエリを使用したデータセットの作成を簡素化する拡張 SQL エディタの提供も開始しました。拡張エディタは、SQL ステートメントの構文エラーを呼び出すための行番号と色の強調表示をサポートしています。これに加えて、エディタには「スキーマエクスプローラー」を備えています。これにより、データソース内のスキーマを探索して、カスタム SQL の作成時に参照するフィールド名とタイプを見つけることができます。詳細については、こちらを参照してください。
SageMaker との統合は、Enterprise Edition でのみ使用できます。拡張 SQL エディタは、Standard Edition と Enterprise Edition の両方で使用できます。これらの両方の機能は、米国東部 (バージニア北部およびオハイオ)、米国西部 (オレゴン)、欧州 (フランクフルト、アイルランド、ロンドン)、アジアパシフィック (ソウル、シンガポール、シドニー、東京) のすべての QuickSight リージョンにおいて利用可能です。