投稿日: May 21, 2020

PostgreSQL データベースのアップデートの発表に伴い、GovCloud (米国) において Amazon RDS for PostgreSQL がアップデートされ、PostgreSQL のメジャーバージョン 12、およびマイナーバージョン 11.7、10.12、9.6.17、9.5.21 のサポートが開始されました。このリリースには、PostgreSQL コミュニティによるバグ修正や機能改善が含まれています。 

PostgreSQL 12 では、機能やパフォーマンスが改善されています。また、バージョン 12 ではインデックス作成の管理機能、パーティション分割機能の向上、SQL/JSON の仕様ごとの JSON パスクエリ、ICU 提供のコレーションにおける大文字/小文字やアクセントを区別しない比較をサポートする非決定性コレーション、クエリプランを改善するための最も一般的な値の統計、式により値を計算する generated column の作成など、多くの機能が追加されています。 

PostgreSQL 12 では拡張機能がアップデートされました。PostGIS はバージョン 3.0 に、PGAudit はバージョン 1.4 に、wal2json はバージョン 2.1 に、PLV8 はバージョン 2.3.14 に、Orafce はバージョン 3.8 に、pg_repack はバージョン 1.4.5 に、pg_hint_plan はバージョン 1.3.5.22a77c に、pglogical はバージョン 2.3.0 にアップデートされています。マイナーバージョン 11.7、10.12、9.6.17、9.5.21 では、今回のリリースにより、orafce 拡張機能がバージョン 3.8 に、wal2json 拡張機能がバージョン 2.1 にアップデートされました。

Amazon RDS for PostgreSQL を使用することで、クラウド内の PostgreSQL デプロイのセットアップ、運用、スケーリングを簡単に実行できます。データベースインスタンスのアップグレードの詳細については、Amazon RDS ユーザーガイドを参照してください。料金の詳細や利用できるリージョンについては、Amazon RDS for PostgreSQL の料金をご覧ください。