投稿日: Jun 1, 2020
本日、アマゾン ウェブ サービス (AWS) は、スキャンされたドキュメントの形式やテーブルからテキストやデータを迅速かつ簡単に抽出する機械学習サービスの Amazon Textract を発表しました。これは、サービス組織における内部統制 (SOC、Service Organization Control) コンプライアンスおよび国際標準化機構 (ISO、International Organization for Standardization) コンプライアンスの対象となるワークロードに使用できるようになっています。この新サービスは、Amazon Sagemaker、Amazon Rekognition、Amazon Comprehend、Amazon Lex、Amazon Connect など、SOC および ISO に準拠した AWS の機械学習サービスの既存のポートフォリオに基づいて構築されています。AWS コンプライアンスプログラムは、情報セキュリティ、機密性、可用性に焦点を当てたセキュアな統制環境において、グローバルな顧客層からの信頼を維持し続けています。
本日付で、Amazon Textract は SOC-1、SOC-2、SOC-3、ISO 9001、ISO 27001、ISO 27017、ISO 27018 に準拠しました。これにより、金融やヘルスケアなどの業界のお客様は、顧客データを保護するセキュリティプロセスおよびセキュリティコントロールについての深い洞察を得ることができます。AWS は AWS 統制の幅広いサードパーティー監査を通じて SOC および ISO コンプライアンスを維持します。これらの監査では、顧客データや企業データの機密保持、誠実性、可用性に影響を及ぼす可能性のあるセキュリティリスクから守るための適切な安全策が講じられ、手順が踏まれていることを確認します。例として、Alfresco では、SOC および ISO コンプライアンスを必要とするワークロードを理解する幅広いドキュメントを使用できるようになりました。Worldwide Alliances and Channels の SVP である Scott Elliott 氏はこう述べます。「この規制に準拠したテキスト情報は、ドキュメントプロパティとして Alfresco の Digital Business Platform に保存できるため、納税申告や保険金請求のソリューションなどが実現できるようになります。」 第三者機関によるこうした監査の結果を入手したいお客様とパートナーは、AWS コンプライアンスのサイトでレポートを利用できます。
Amazon Textract は、このサービスが使用できるすべての AWS リージョンで SOC および ISO に準拠しています。ISO および SOC のコンプライアンスレポートは、AWS マネジメントコンソールの AWS Artifact を介して利用できます。Amazon Textract の詳細については、こちらの Amazon Textract 製品ページをご覧ください。