投稿日: Jun 18, 2020
本日より、Amazon Chime SDK for JavaScript を使用して、変化する状況に自動的に適応するアプリケーションを開発し、各会議出席者の動画体験を最適化できます。JavaScript SDK から、基盤となる WebRTC ライブラリでサポートされているサイマル放送機能を有効にできるようになりました。有効にすると、Amazon Chime SDK の会議に参加する各クライアントは、ネットワークの状態と、会議で共有される動画ストリームの総数とタイプを考慮して、その固有の状況で利用可能な最高品質の動画を自動的に表示します。
Amazon Chime SDK の会議に接続するためのアプリケーションを準備するときに、MeetingSessionConfiguration オブジェクトでサイマル放送を有効にすることができます。サイマル放送を有効にすると、クライアントは、最大 1280x720 および 1200 kbps までの異なる解像度とビットレートを使用して、同じ動画ソースから複数の動画ストリームをアップロードします。リモート動画タイルを表示するクライアントの場合、VideoAdaptiveProbePolicy は、ダウンリンク帯域幅や会議で共有される動画ストリームの数を考慮に入れ、ウェブカメラ動画ストリームよりもコンテンツ共有を優先することにより、サブスクライブするストリームを選択します。
Amazon Chime SDK はリアルタイムの通信コンポーネントのセットで、これを使用して、開発者は音声通話、ビデオ通話、画面共有機能を独自のウェブまたはモバイルアプリケーションにすばやく追加できます。開発者は AWS のオンラインミーティングサービスの Amazon Chime と同じ通信インフラストラクチャとサービスを活用できるだけでなく、アプリケーションでの魅力あるエクスペリエンスを提供できます。Amazon Chime の詳細については、次のリソースをご参照ください。