投稿日: Jul 21, 2020
AWS サーバーレスアプリケーションモデルコマンドラインインターフェイス (SAM CLI) の一般提供が開始しました。SAM CLI は、サーバーレスアプリケーションをローカルで構築、テスト、およびデバッグすることもできるデプロイツールキットです。SAM CLI v.1.0.0 は、本番サーバーレスアプリケーションの構築にお勧めの安定したバージョンです。
以前は、SAM CLI はベータ版で利用でき、(AWS サーバーレスヒーローの) Michael Hart が開発した docker-lambda エミュレーションイメージでサポートされていました。現在、AWS が提供するエミュレーションイメージで v1.0.0 がサポートされるようになりました。このバージョンには、カスタム AWS Lambda ランタイム や AWS Lambda Layers の新しいビルドサポートも含まれています。
SAM CLI を使用すると、sam init、sam build、sam deploy などの数多くのコマンドを使用して、サーバーレスアプリケーションを簡単に構築できます。sam build を使用すると、アプリケーションコードと依存関係をコンパイルできます。カスタム AWS Lambda ランタイムと AWS Lambda Layers をコンパイルするには、関数またはレイヤーリソースの下の SAM テンプレートに BuildMethod プロパティを含めることができます。BuildMethod は、実行される一連のタスクを定義する AWS Lambda ランタイムまたは Makefile のいずれかです。
sam build を使用して、単一のレイヤー、単一の関数リソース (関数コードとレイヤーの両方をコンパイル)、またはアプリケーション全体をコンパイルできます。また、SAM CLI により、sam local invoke を使用してビルドする前に、アプリケーションをローカルでテストおよびデバッグできます。次に、sam deploy --guided を使用してアプリケーションをデプロイできます。
PyCharm、IntelliJ、Visual Studio Code 用の AWS Cloud9 や AWS Toolkit のような IDE で SAM CLI を使用することができます。フィードバックを提供したり、プルリクエストを行ったりするには、GitHub の SAM CLI にアクセスしてください。SAM CLI は、AWS Lambda が提供されているすべてのリージョンでご利用いただけます。サポートされているすべてのリージョンを確認するには、AWS リージョンテーブルをご覧ください。使用開始するには、AWS SAM CLI をインストールします。