投稿日: Jul 31, 2020
Amazon Relational Database Service (RDS) は、プレビューで AWS Graviton2 ベースのデータベースインスタンスのサポートを開始しました。Graviton2 M6g および R6g データベースインスタンスは、同等の現行世代の x86 ベースのデータベースインスタンスよりも優れた価格パフォーマンスを実現します。これらのデータベースインスタンスは、Amazon RDS for MySQL および Amazon RDS for PostgreSQL を使用する場合に起動が可能です。Amazon Aurora および Amazon RDS for MariaDB のサポートは、近日中に開始予定です。
2020 年 6 月 11 日、AWS は最新世代の Arm ベース AWS Graviton2 プロセッサを使用した Amazon EC2 インスタンスの一般提供を発表しました。AWS Graviton は、64 ビット Arm Neoverse コアを搭載したアマゾン ウェブ サービスによってカスタムビルドされた プロセッサです。第 1 世代の AWS Graviton プロセッサに対して、いくつかのパフォーマンス最適化が行われています。これには、7 倍のパフォーマンス、4 倍のコンピューティングコア、コアあたり 2 倍のプライベートキャッシュ、5 倍高速なメモリ、2 倍高速なコアあたり浮動小数点パフォーマンスが含まれます。さらに、AWS Graviton2 プロセッサは、常時オンの完全暗号化 DDR4 メモリを備えており、コアあたりの暗号化パフォーマンスを 50% 高速化します。これらのパフォーマンスの向上に鑑みれば、Graviton2 M6g および R6g データベースインスタンスは、データベースワークロードにとって素晴らしい選択肢といえます。
Amazon RDS マネジメントコンソールまたは AWS CLI を使用して、新しいインスタンスを起動できます。データベースインスタンスを Graviton2 にアップグレードするには、他のインスタンスの変更と同じ手順を使用して、単純なインスタンスタイプを変更する必要があります。Graviton2 は、RDS MySQL 8.0.17 以降、および RDS PostgreSQL 12.3 以降でサポートされています。詳細については、ドキュメントをご覧ください。
M6g および R6g データベースインスタンスは、プレビューの Amazon RDS で、AWS 米国東部 (バージニア北部、オハイオ)、米国西部 (オレゴン)、欧州 (フランクフルト、アイルランド)、アジアパシフィック (東京) の各リージョンで利用可能となっています。
全体の料金体系と利用可能なリージョンについては、Amazon RDS の料金ページをご参照ください。機能の詳細については、テクニカルドキュメントをご参照ください。